皆さま、こんばんは。パーソナルスタイリストの三好凛佳です。


本日はひさびさにビジネスファッションの着こなしについて書いてみたいと思います。



皆さまは、スーツの上着のボタンの留め方にマナーがあるってご存知ですか?



実は、ジャケットやベストの一番下のボタンは留めないという着こなしのルールが存在します。


これを、『アンボタンマナー』といいます。


その理由としては、中世ヨーロッパの時代にはボタンはアクセサリーとしての位置づけが強く、


装飾のためにつけられていたそうです。


そのため、ベストによくあるのですが、合わせの一番下には、裾のカーブが入っているような場所にも


ボタンをつけてあるデザインが名残りとして残っています。


今でもその着こなしは受け継がれ、スーツによっては一番下のボタンを留めると、


そこにヘンなシワが入ってしまうこともあるんですね。




なので、こういう着こなしはNGとなりますガーン


パーソナルスタイリストの人生を豊かにするファションコーディネート-×アンボタンマナー


しかしながら、日本ではご存じでない方もまだまだ少なくない様子。


残念ながらこのように、プロの方でも間違って着つけてしまうようです。



そのボタンの留め方ですが、具体的にお伝えするとこうなります。


2つボタンなら、上一つのみ留める。


3つボタンなら、真ん中の一つのみか、


一番上のボタンも留めるデザインなら、上ふたつ留める。



以前にご質問頂いたコートに関してのアンボタンマナーですが、手持ちの外国の文献を調べてみても


残念ながら、裏付けとなる具体的な記述を見つけることができませんでした…。


あくまで私の意見としてお伝えさせて頂くと、


コートの起源を考えると、防寒のためのものとして発生していますので、


寒さをしのぐという意味合いから、一番下のボタンを留めて着用してよいかと思います。


海外の昔の写真や絵などを見てみると、全部開けているか、下までしっかり留めているものが多いようですね。


また、何か見つかればご報告させて頂きますので、ご参考にして頂ければ幸いです。




アンボタンマナーをご存じでなかった男性は、


ぜひ明日から、ジャケットの一番下のボタンは外して着こなしてくださいね音譜




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