絵画にデッサンが必要であるように、
形をしっかり身につけておけば、
内容はおのずから外に現れる。
時には自分が思っている以上のものが
現れることもある。
by 白洲正子(名人は危うきに遊ぶより)
白洲正子(1910~1998)
随筆家。白洲次郎の妻。幼少期より能の舞台に上がり、能に造詣が深く、
青山二郎や小林秀雄の薫陶を受け骨董を愛し、日本の美についての
随筆を多く著す。
素晴らしい審美眼の持ち主と言われた白洲正子さん。
これは、ファッションについて書かれたことではありませんが、
人の外見も内面も同じことが言えるのでは…と思うんです。
もともと、日本は様式美というか形の美があります。
武道や茶道など「道」がつくものは、
全て基本の「形」があり、
まず、それを身につけることから始まりますよね。
男性のビジネスファッションもそれと同じ。
スーツなら、自分に合った基本の形をしっかり身につけて
それを着ているうちに、自然と自分の個性や魅力、内面の良さは
外側にも伝わってくるものなんだと思います。
着飾る、外見に構う、ということではなく、
自分にしっくりくるスタンダードなスタイルを持って頂きたいです
ファッションに興味がなくて、そこが手つかずになっている方は
中身があるのに非常にもったいないと思うことがよくあります。
パーソナルスタイリングで、ピッタリのサイズのスーツやジャケットを
試着して、驚く方がたくさんいらっしゃいます。
オーダーで作っていたにも関わらず、違ってみえることもよくあります。
もともと持ってらっしゃる良さなので、気付かずにいたなんて
本当にもったいない!
こういうのをもっと多くの男性に味わって頂きたいですね
サイズ選びに困ったら… パーソナルスタイリストのレアリゼスタイル