W８００カフェ、に乗りはじめて約３年。

通算６種類のタイヤを経験しております。

以下の通り

・ダンロップ　K300GP

・ミシェラン　ロードクラシック

・ブリヂストン　BT46

・ダンロップ　TT100GPラジアル

・ダンロップ　α14

・ダンロップ　α14（17インチ）

３年で６種類って事は、半年に１回交換しているペース。

実際はチューブレスに加工したり、エア漏れ治したりでタイヤを外したりハメたり、更にもう一台のオフ車の交換も自分でやっているので、年間で相当な本数のタイヤを外したり付けたりしています。

それもあってエアコンプレッサーも買ってますからね。ビード上げが楽チン🎵

青空ガレージで交換しているので、ご近所さんからすれば「あそこの旦那さんいつもタイヤ交換しているね」ってところでしょう。

その通りです！！

おかげ様で最近はだいぶ要領もよくなり、手早く作業できるようになりました。

でもこんな作業６０歳代後半とかになったらちょっと出来ないだろうな･･･

だいぶ体力使うので。

そのころには元気にバイクに乗っているかどうかもアヤシイけど。

そう考えるとバイクのDIY作業できるのもあと十数年？？

思ったよりも短いですね。

しっかり楽しもうっと。

という事でタイヤを履き比べたし、せっかくなので感じたところをレビューしたいと思います。

一個人の感想なので参考程度で悪しからず。

【ダンロップ　Ｋ３００ＧＰ】

フロント:100/90-18

リヤ:130/80-18

これは納車時、W800カフェ純正タイヤとして装着されていました。

ダンロップ公式でいうと「スポーツ走行向け」という表記です。ツーリング向けではありません。

なので、減りも早いけど、グリップ力は高い。

7000キロも走ればもう溝が無くなります。

純正タイヤって１万キロ持つイメージなんすけど･･･

カタログ上は同じ製品名で、Ｗ８００カフェ／ストリート用、という品番が存在します。

カワサキ別注のＫ３００ＧＰが最初はついているわけね。コンパンドの成分とかも違うのかしらね。

なので、普通に売っている一般仕様のＫ３００ＧＰだともっと減りが早いんじゃないかなぁ

噂によると3000キロで寿命との事。。。

グリップはよかった印象。

表面が溶けるほどのグリップでも無いですが。

ワインディングでもサラリと走れるタイヤなんだけど、そもそものＷ８００のサスペンションの弱さの方が峠では目立つ。

草食系サスペンションだからね､､､

タイヤに押されて負けている感が少しあります。

田舎の優しい男と都会派の彼女みたいな組み合わせ。

しっかりとしたサスペンションなら、もっと活きるタイヤなのでは？

そのあたりや車種問わず、タイヤ単体で見ればライフ以外は概ね良い印象でした。

【ミシュラン　ロードクラシック】

フロント:100/90-18

リヤ:130/80-18

トータルバランスが良い、といいましょうか。

グリップ力で言えばＫ３００ＧＰの方が上ですが、通勤でもツーリング時でも、このタイヤで怖い思いをした事が無かったです。

ウェットでも路面温度低くてもちゃんと対応してくれるます。

ワインディングとかを「攻める」ならＫ３００ＧＰの方が上かもしれませんが、攻める様な走りをする車種でも無いだろうに。

つまりは、普通に走る分にはK300GPと大差ないグリップ力。

オールラウンダーなタイヤなので、ツーリングで突然出くわすタイトコーナーとか、路面の状況が読めないブラインドコーナーはこっちのタイヤの方がかえって安心。

ライフも長くて、15000～20000キロはもつんじゃないかな～

それもあってか全体的にチョット固い印象はありますが、それでも優等生という感じで良い仕事する。

交際相手としては派手さが無く物足りないけど、結婚するなら理想の人

と言ったところでしょうか。

お試しあれ。

【ブリヂストン　BT46】

フロント:100/90-18

リヤ:130/80-18

長らく販売されていたＢＴ４５の後継として、色々リファインされたブリジストンロングセラーの次世代。

グリップも良くて、全体的がしなやかで柔らかい印象でした。

ちょうど、ロードクラシックとK300GPの間くらい。

パターンもカッコイイ。

80'sな感じ。

このタイヤでモトジムカーナもやりましたが、なかなか頑張って路面を掴んでくれていました。

どしゃぶりの雨でパイロンくるくるもやりましたが、破綻する事は無かったです。

流石にウェット時にチョイ無理すると「ズルっ」となりますが、急激なものではないです。許容範囲。実にコントローラブル。

パターンもクラシックバイクに合うし、峠あたりでもちゃんと走れるので、ミシュランロードクラシックに継ぐトータルバランスを持ち合わせておりました。

但し、ライフは長くなさそうで、1万キロもつかどうか、という印象でしたが、使い切るまえにラジアルタイヤに履き替えちゃったんです(-_-;)

サイズも豊富なので、別サイズも履いてみたいところ。

またバイアス履くならコレかなぁ。

【ダンロップ　TT100GP ラジアル】

フロント:110/80-18

リヤ:140/70-18

さて、このあたりからWシリーズ乗りには参考にならないレビューになっていきます。

どーしてもこのラジアルタイヤを履きたくて、試行錯誤のうえ、リヤをワイドリムに組み替えて、無理やり履きました。

コイツはとにかく「パターンがカッコイイ」

それに尽きます。

あのTT100GPバイアスと同じ、カッチョエエ古めかしいパターンなうえ、最新のラジアルテクノロジーを注ぎ込まれたハイテクタイヤ。

中身としてはたぶんダンロップGPR300あたりで、パターンのみクラシカルデザインという感じなので、最新テクノロジーで構成されたイマドキのタイヤ。

少しヤンチャ系のオニーチャンかと思いきや実は思いやりのある好青年、みたいな。

ハイグリップコンパウンド、って感じではなかったですね。

熱い路面で攻めた走りをしても溶けないし。

ちゃんとドライでもウェットでもよいお仕事をしてくれて、ツーリングもスポーツ走行もそこそここなしてくれます。

とても気に入ったので、このタイヤでモトジムカーナやりまくってたら、フロントは1000キロ足らずでサイド減り。

とんがった形になり、超絶切れ込むハンドリングになってしまいました。

フルバンク時間の多いモトジムカーナには向いていないのかも･･･

一瞬でなくなったよ、フロントのサイドパターンが。

ジムカーナ業界の先輩曰く

「ツーリングタイヤでガチ走行すると、下手なスポーツタイヤよりライフ短い場合がある」

との事。

まあそういう設計では無いからね。

この手のタイヤはセンター減りが当然で、サイドには余裕持たせて無いんだろうなぁ。

という事で、1500キロくらいであえなく交換､､､

せっかくの好青年だけどハードな職場では耐えられないみたい。

普通にツーリングしたりちょっと峠走るくらいなら、全然というか凄く良いタイヤです。

そしてラジアルタイヤ全般言えますが、バイアスよりもしなやかで乗り心地は良いです。

ちなみにW800ではリヤタイヤの幅150になるとチェーンに干渉します。

オフセットすれば160あたりまで履けそうですが、太けりゃ良いってもんでも無いし。

【ダンロップ　α14】

フロント:110/80-18

リヤ:140/60-18

ほぼレーシングスリックタイヤ、と思われる「ダンロップ　Q5」より、少しだけ公道向けに作られたハイグリップラジアルです。

ダンロップさんの凄いところは、この系統のタイヤでもちゃんと１８インチ用を用意してくれるところなんですよ。

旧車勢を大事にしていらっしゃる。さすが。

わたしのワイドリム仕様W800だと、選べるサイズ的に、フロントがVレンジでリヤがHレンジ。

リヤは140/60っていう扁平率。

外径が少し小さくなっています。

前の、TT100GPラジアル140/70と比べて外径小さくなり、加速寄りのファイナルになりました。

TT100GPと比べると、グリップ力はいわずもがな。

よく食らいつきます。

食うわ食うわ。

ブレーキの効きもよくて、路面情報もダイレクト。

上位のQ5あたりはもっと凄いんでしょうね〜

よほどの事をしない限り、破綻しないので普通にペースがあがっちゃいます。

でもタイムがそんなに良くならないのは、なぜ？？？

そして大きな欠点として、ウェットや路面温度が低いと酷いもんです。

冬のジムカーナ練習会なんかタイヤウォーマー無しだと、どうしても遠慮して走らないと危なくてしょうがない。

そしてタイヤが温まったころには、練習走行時間が終わる。

なんかこれ、自走組にはシンドいタイヤなのでは？？と思ってます。

冬走る時はホント、気を付けてください。ズルリともっていかれます。

「Q5A」という新しいタイヤも出てきたので、そちらも試したいところ。

温度依存は少ないみたいですね。

ライフはハイグリップらしく、2000～3000キロ。

特にモトジムカーナやっているので、案の定サイド減りで即ご臨終です。

TT100GPラジアルよりはもったけどね。

【ダンロップ　α14（17インチ）】

フロント:110/80-17

リヤ:140/70-17

前後ホイールのリムを組み替えてインチダウンをして履きました。

17インチしかライナップの無いDUNLOPの最高峰公道タイヤ、Q5を履きたかったのですが在庫が極めて無い状態だし、前と同じタイヤでないとインチダウンをした効果がわからないかも、と検証を兼ねて、幅も18インチと同じサイズで履いてみました。

単純に「前後18インチが17インチになったら、小回り速くなるんだろうな」という期待を打ち砕いてくれました。

タイヤのせいじゃ無いんですけどね。たぶん。

18と17って実はそんなに外径かわらなかったりします。

リヤなんて、18インチの時は140に60の扁平で外径633ミリ、17インチの時は140に70扁平で629ミリ。

外径３ミリしか変わらんもん。

フロントは外径630ミリが590ミリになったので、ハンドリングそのものは変わった感が凄くあるのですが、タイムを計るとたいして速く走れていない。

ジムカーナでの走りだけでいうと、バイアスタイヤと比べて極端にタイムアップしているかというとそうでも無いので、ラジアルタイヤそのものがW800あたりで履くにはそもそもオーバースペックなのではないか、とも思っています。

でもこれは、私のセッティングとライテクが付け焼刃の一夜漬けなんで、上手い人やベテラン勢からすれば、しっかりちゃんと速く仕上げられるんでしょうけど･･･たぶん。

この17インチ化については迷宮入りしていて、18インチに戻す説が濃厚になっています。

まだ試したい事あるけど。それやっても面白くないと感じたら戻すつもり。

見た目は18インチの方が好きなんす。

タイヤレビューとしては、概ね18インチの時のα14と変わりません。

冬場とか冷間時は気を付けましょう！！

次はどんなタイヤを履きましょうかね～

終わり

【W800カフェ】いままで履いたタイヤのインプレ