ニュースを見て思わず声に出た。
「え、これ…なんでバレたんやろ?」
ロシアのスパイとみられる人物が、日本の工作機械メーカーの元社員に近づき、お金を渡して営業秘密を入手していたという事件。
しかも手口が、いかにもスパイ映画みたい。
・会社の近くで「道案内をしてほしい」と声をかける
・「お礼にまた会えませんか?」と距離を詰める
・飲食店で定期的に会うようになる
・最終的に70万円を渡して情報を受け取る
正直、これだけ聞くと
「いや、そんなの気づかれずにいけちゃいそうじゃない?」
と思ってしまった。
しかも相手は元社員。
社内の人間関係でもなく、すでに退職している。
情報の受け渡しも極秘。
ロシア側は、かなり慎重に動いていたはず。
それなのに――
警視庁公安部は動きを掴み、書類送検まで持っていった。
ここで思うのは、
監視されていたのは、最初からロシア人の方だったのか
それとも、元社員の不審な行動から芋づる式に掴まれたのか
あるいは、金の流れか、通信か、人の動線か…
表に出ている情報だけでは分からないけれど、
少なくとも言えるのは、
「国家レベルの諜報活動は、こちらが思う以上に見られている」
ということ。
そしてもう一つ怖いのは、
このロシア人は出頭要請を受けた直後に帰国しているという点。
つまり、
「バレた」と分かった瞬間に、
もう日本を離れる準備ができていた。
これがスパイの世界か…とゾッとした。
でも同時に、
軍事転用可能な技術が、
流出する前に止められた
という点は、めちゃくちゃ大きい。
普段、僕らは
「スパイ」なんて映画の中の話だと思っているけど、
現実では水面下でこういう攻防がずっと続いている。
それを知ったとき、
改めて思った。
「バレないようにやっている側」よりも、
「バレるように見張っている側」の方が、
実ははるかに凄いのかもしれない。
いやしかし…
それにしてもやっぱり思う。
これ、
なんでバレたんやろ?