民主主義とは何か?


貴方はこの事について真面目に考えた事があるだろうか?


私は政治には全く興味が無く、そんな事は一度でも考えた事が無かったよ。でもね、必要に迫れ自分で色々調べて行く内に民主主義についても自分なりに考える様になっていった。


民主主義と言われても何となくのイメージで捉えていただけの私はテレビや新聞の様なメディアの言う事を鵜呑みにして自分の民主主義観とは言えないまでも「民主主義はこんなモノ」という漠然としたイメージを持っていたに過ぎなかった。


メディアは先ず、民主主義と独裁者が支配する社会に分ける。民主主義が正義で独裁政治が悪だと言う論法だ。よく民主主義の国アメリカとか独裁者プーチンの支配するロシアなど言うメディアが数多くある。政治に興味の無かった過去の私なら「あ〜、そうなん。」と深く考える事も無く軽くスルーしていただろう。しかし、今の私は違う。


民主主義とはその国民にとって非常に不利益な制度である。そして、真の民主主義国家を運営するには並大抵の努力ではなし得ないのだ。どんなに大変かはこのブログを読んでいる貴方は日本国民だろうから身に染みて分かっているよね?


政治に無関心でも無関係では居られない。


この当たり前の事実を知らない人が多すぎて困るのだよ。


貴方は日本に国政政党がいくつ有って、その名前を全て言う事が出来ますか?


そんな事が出来たくらいで日本の政治について分かっているとはならないが、そんな事すら困難な日本人が沢山いる。投票率の低さがいつも問題として挙げられるが、そもそも日本人はどこの党に入れて良いか判断すらつかない人が沢山いるでしょう。過去の私がそうだった様に。


今、本当に日本国民の為に仕事をしようという政治家が私たちと同じ普通の一般人から出始めた。政治というモノは地盤・看板・カバンが有る人たちだけがやるモノになっていた。いわゆる「世襲議員」に代表されるある特定の人たちだけでやって来たのがこれまでの日本の政治だった訳です。


一般庶民とは別世界にいるお金持ちや偉い肩書きの有る人たちが日本の政治を動かして来た昭和の時代は今より国民が豊かで幸せでしたね。私は若い頃その終わりを経験して知っています。私の親世代が戦後日本の黄金期を謳歌したのでしょう。昔の日本は今より経済的に豊かで人々の心にも余裕が有り、〜ハラスメントとか言わずにギスギスせずに和かに暮らしていました。では、何故今も昔も同じ様な人たちが政治をやっているのに昔は良くて今はダメダメなのでしょう。


簡単に言うと昔は政治家が国民の為に働きやすい環境下で仕事をしていましたが、今は制度や仕組みが変えられ国民の為に働くと損をする政治になったのです。今も自民党の中にはかなりの少数ですが日本国民の為に真面目に働こうとする政治家が居ます。しかし、その人たちは今の政治体制の中にあっては全く無力の存在で、時には私たち国民の敵の様な存在にもなり得る訳です。金持ちや地元の有力者、偉い肩書きが有る人たちなど、政治に携わる人の層は変わらずとも今と昔では政治の制度、仕組みが変えられ私たち日本国民の為の政治が出来なくなってしまったのです。


これまた政治の仕組みとは違いますが、今もまた日本社会の仕組みが変えられ様としています。選択的夫婦別姓制度の導入です。私はコレに絶対反対の意見を持っていますが、選択的夫婦別姓にして欲しい日本国民は国民全体の3割弱居ます。選択的夫婦別姓制度に変えてしまう事は日本国民にとって不利益になります。その事も知らずして国民の3割と左派政党や自民党内にも夫婦別姓に前向きな政治家が公然と存在しているのです。私はその人たちを批判する気持ちにはなれない。ただただ政治や社会に無関係で不勉強だった自分をその人たちに重ね合わせて「可哀想に」と思うしか出来ないのです。


「地獄への道はキレイに舗装されている」という一節は、私たちが良かれと思ってやる事が実は間違っていると警鐘を鳴らすものです。人は誰しも幸せになりたくて、他人にもそうなって欲しいと願うモノです。しかし、今の世はそれを心底願いながら、全く逆方向へとまっしぐらに進んでる。社会の仕組みがそもそも間違えているのです。しかし、私たちはそこに中々気付かないし、今はその事に興味関心すら無い。仕方ないよね。私たち一般庶民は自分やその家族の生活で手一杯で政治や社会の為に何かしようなどと考えるのは一部の奇特な方々で普通の感覚の人なら他人の事など考える暇など無いのが当然でしょう。しかし、それだと益々自分の首を自分の手で締める事になるのです。私は自分の経験からその事を学びました。夫婦別姓を希望している人たちは将来的に自分たちの愚かさを呪うでしょう。


時代と共に移り変わって来た日本の政治は、今大きな転換期に有ります。自公過半数割れ、トランプ復権、欧州右派勢力拡大、グローバルサウスの台頭など世界の潮流は私たち一般庶民が動かして行く時代となったのです。コレを危険視するメディアの論調も有りますが、この流れは止められない。今こそ下層から変えて行く時代となったのです。真の民主主義とは何かと貴方も一度は考えてみて良いかもです。