リアルファクトのヨッシーです。
6年前の話になるが2015年にネット通販大手
のアマゾンが葬儀・法要などの時に、僧侶を派遣する「お坊さん便」
なるサービスを開始して当時は大きな話題となった。
当時TVニュースなどでも大きく取り上げられたので覚えておら
れる方も多いかもしれない。
売りはお布施の価格の透明性であった。
法要で僧侶を1名派遣し読経して3万5000円というはっきり
した価格を打ち出していた。
従来の檀家として菩提寺に法要での読経を頼んだ時のお布施価格
には「お気持ち」というあいまいな部分がありかつ、お寺によっても
また都市部と地方でも相場に大きな格差があった。
そういった部分で大きな話題を集めたという事だった。
もっともネット通販のアマゾンが直接サービスを提供しているわけではなく
僧侶派遣業大手の(株)よりそう(旧 株式会社みんれび)が
アマゾンジャパンのサイト上でネット型僧侶派遣サービス
「お坊さん便」を提供し始めたというのが真相である。
当時、話題になったのはお布施価格の透明化以外に、都市部で寺院
と付き合いがなく菩提寺を持たない家庭にも受入れ易い事など
も背景にあったようである。
このようなサービスに関して、寺院側は当然のように反発し、
公益財団法人 日本仏教会が米国アマゾン社に対して、サービスを
停止するように要求した事などが報じられた。
結局のところアマゾンの「お坊さん便」はその後どうなった
のだろうか?
サービスを提供していた(株)よりそうは全日本仏教会との
話し合いの結果、2019年にアマゾンのサイト上でのサービス
提供から撤退して自社サイトからのみサービスを提供していると
の事である。
(株)よりそうはアマゾンでサービスを開始してからの4年間で
随分売り上げを伸ばして急成長したと報じられた。
4年間アマゾンでサービス提供することで十分話題を集め
て宣伝効果もあったのでもう十分と判断したのかもしれない。
しかも葬儀での僧侶派遣業は(株)ようりそうだけでなく
DMM.comを含め10社程度あるらしく、既に競争も激化
している業界になっているとも言われている。
また規模も拡大して、大手僧侶派遣会社ではあらゆる
宗派の僧侶を登録しており、浄土真宗、臨済宗など
たいていの宗派に対応可能だという。
逆に言うと、それだけ登録する僧侶も多数いるという
事だろう。
「宗教行為を商品化しているからけしからん」という
日本仏教会の言い分も、そういったサービスに登録する
僧侶の言い分、またサービスを利用する側の言い分は
そうれぞれあるだろうと思う。
しかしこういった僧侶派遣業が広がっているという
現実は止められないし、こういったサービスを受けたいと
希望する人も増えていくだろうと思う。
このブログを見ている中にも特定のお寺の檀家になって
いないという方が居たら、検討する価値があるかもしれない。