またまた賃貸借契約更新の時期がやってきました。
今回は中央区の物件で借主は大手ハウスメーカー。社員が入居する社宅扱いです。
「家賃値上げへの道」シリーズで述べてきたように準備が肝心。
特に今回は個人ではなく大企業で、更に住宅関連メーカーですから住宅事情や賃貸借関連の法律には詳しいはず。
前回の更新時にも値上げをしていますが、最終的には押し切ったもののかなり粘られましたから、念には念を入れます。
固都税の値上がり、管理費や修繕積立金の増加は直ぐに計算できますし、物価上昇率や賃上げなどの統計資料も万全です。
中古マンション価格や賃料の上昇率の資料も取り揃えてあります。
それにつけても都心3区の上昇率は、どちらも目を見張るものが有ります。
あの時にもっと買っておけば、と思うのは私だけではないはず。
とは言え、その時はこんなに値上がりするなんて想像も出来ませんでしたし、値下がりするリスクもあったのですから、これだけ買っておけただけでも良しとしなければ。
近隣の賃料情報収集はどの物件も常時行っています。
この物件の周辺は賃貸需要が旺盛なので1~2年間で77件もの情報が集まっています。
その殆どが既に埋まっているのも驚きで、強気に出られる理由です。
それらに、大手不動産会社複数の査定時の補正基準を参考にした、独自の補正基準(面積・駅距離・階数・定借・築年数・主採光方角・角部屋、等)を加えて、当該部屋との比較・分析をします。
分析結果、新規募集なら現行賃料プラス7~9万円/月ぐらいでも借り手が付きそうでしたが、継続賃料(以下ブログ参照)ということを考えると5万円/月(15%以上)の値上げが妥当と判断。
上記の資料のほんの一部(調停・裁判に備えて手の内は晒しません)を、「早期に合意が出来ない場合は民事調停の申し出をする」旨のメッセージと共に賃借人に送りつけたところ、1ヶ月半ほどであっさり合意されました。
賃借人のハウスメーカーも無駄な訴訟沙汰は避けたい思いと共に、中央区の家賃がどのレベルかは熟知していたのでしょう。
これで、最近渋谷区に購入して賃借人を募集している物件と、確定申告に集中できます。
