michiのCOLORS.映画アニメ小説感想、エッセイ、イラストなどを載せています。 -24ページ目

michiのCOLORS.映画アニメ小説感想、エッセイ、イラストなどを載せています。

日常の悲喜こもごもと、ひとりごと。好きな映画、マンガ、本の感想を書き連ねていきます。
いきなりオリジナルの小説を、投稿したりもします。
一人ご飯の写真や、気に入ったレシピも、載せてます。
最近、イラストを載せ始めました。



ネタバレ注意。
これらは、あくまで個人的感想であり、価値観を押し付けるものではありません。
それでもOKな方はどうぞ~。
















後半は映画編。
監督は『永遠の0』の山崎貴さん。話題のVFXが使われています。
前半のアニメでは、絶賛するのみだったのですが、実写については、かなり辛口になります。
監督好きだけど、ごめんね。
そもそもパラサイトという怪物がいるという設定、実現不可能といわれたアクションシーン。
漫画原作を理想的に創ることは、そもそも、難しいことです。
人気漫画実写化というと、原作が好きなあまり、期待し過ぎてしまうので、この作品に関わらず、漫画原作実写化は、鬼門ですね。
アニメと同時に並行して、楽しめるのは、幸運でした。






まず阿部サダヲミギー。
阿部さんだ!阿部さんだ!
阿部サダヲさんは、役者であるときも、声が好きなので、楽しみに待ってました!
淡々としゃべりますが、非常にコミカルですね。リズムテンポがよく、感情豊かで、人間らし過ぎるかな⁇
演技が上手いのでさすがだなと思うのですが、かえって人間ではないのだ、異種生命体なのだ、という雰囲気が出ていました。
阿部サダヲミギーのペースに、自然に乗ることが出来ました。
好奇心旺盛で、人間社会というより、生まれて初めて見る世界に、興味津々の様子。
染谷将太さん演じる新一を連れまわして、部活動見学していました。
アニメミギーとはまた違った可愛さが、あります。





映画泉新一は、性格がアニメや原作の新一というより、現代の高校生そのものの象徴という印象でした。
リアリズムの追求かもしれませんが、どこか現実に白けていて、すれている。
ヘラヘラとして、浮ついている。空虚な感じ。
私は、現実の高校生が、実際に皆こうだとは、思っていませんし、分かりません。
ただ現代の大人たちが、現代の子どもたちがこうであるというイメージを抱き、決めつけているとしたら、とても残念です。
誤解を生んで欲しくないですね。
『永遠の0』でも、この傾向がみられました。
あくまで初期設定ですから、新一はこれからミギーと共に、成長していきます。





襲い来るパラサイト‼︎
怖い!怖い!やっぱり怖い!グロい!エグい‼︎
VFXは素晴らしく、作り物でもなく、ただグロテスクに見るに耐えない物にもなり過ぎず、パラサイトたちを現実化出来ていました。
臨戦態勢に入り、新一の袖から、ぴょこっと出て、刃を構えるミギー可愛いです。





映画とアニメで対照的であること、
恐怖について。
アニメでは、パラサイトが現れたことをキッカケに、主人公の世界が一変し、人間の中で異端の存在になります。
周囲が普通の生活をしているのに、新一含め少数がパラサイトの脅威にさらされる、社会の隠された脅威。
新一にとって、毎日が命懸けの戦いの連続でも、大衆にとっては、静かに忍び寄る恐怖。
すぐ隣に死があります。
徐々に殺戮は広がりますが、パニックを避けるため、事実は隠されます。
パラサイトは社会的地位さえも得て、人間社会に溶け込んでいき、食事さえ、合理的に秘密裏に行われていきます。
真実を知り、対抗できるのは、新一のみ。
恐怖の描き方として、秀逸です。





映画では。
霊長類として、強者であったはずの人間が、パラサイトの登場で、喰うもの喰われるものという関係になりました。
人間にとっても、パラサイトにとっても、『食』というテーマが強く感じられました。
人間が捕食対象になる、それだけで戦慄する恐怖なのですが、『人間が食べられている描写そのもの=恐怖』となってしまい、モンスター映画の色が強くなってしまった感があります。
パラサイトの出番も多いこともあって、VFXに頼りすぎたかな?
人間が捕食対象になったことにより、生命そのものを考える、人間の生きる意味や、利己主義を問うテーマは、ちゃんとあるので、また完結編で確かめてみます。





そして、パラサイト島田秀雄との対決シーン。
アニメでは、野球のピッチャーのように、石塊で島田を倒しますが。
映画ミギーは、アーチェリーになります!
お互いに示し合わせることなく、新一が右手伸ばし構えると、絶妙な呼吸で、アーチェリーに変身していくミギー。
完成したその瞬間に、新一は矢を放ちます。
成長した新一とミギーの共闘です。
二人の一体感を感じさせる場面でした。
染谷将太さんの表情が、凛々しいこと!
映画で一番好きなシーンです。





映画ならではの表現ですが、深津絵里さん演じる田宮良子に水族館に新一が呼び出される場面。
水槽の中を泳ぐ魚たち、生物たちの群れが、パラサイトたちによって、搾取の対象になった人間という動物たちを、連想させます。
ラストに向けるシーンで浅野忠信さん演じる後藤が、パラサイトの存在意義を語りながら、レアステーキ肉を食しています。
なんとも複雑でグロテスクな暗喩であるように、感じます。
私は直接的な表現よりも、こういった想像力に訴える手法が、好きです。
見習いたいものです。勉強になります。





エンディング。
BUMP OF CHICKENによる主題歌『パレード』が流れる中、感動がシナプスを駆け巡っていくよ!
寄生獣とコラボしたPVは、脳細胞を刺激してくれる映像美で、最高でした。





たくさん、哲学させてくれる作品です。
面白い。
映画は完結編が、アニメは最終回へ、
今後も展開を楽しみに、追いかけていきます。





ここまで、お付き合いしてくださった方々、ありがとうございました。