私が通う病院は、説明会を兼ねた両親学級へ参加した夫に限り立会いを認めている。
実は我が家、立会い出産ををするかしないのか、いまだ決まっていない。
一応、説明会の参加だけはしておいてもらうことにした。
夫には、結婚前から長年にわたりイメージしてきた妻の出産シーンがある。
分娩室の前にあるベンチに一人すわって、お祈りポーズをしながら
いまかいまかとその時を待つ。
そしてついに「オギャー!」という我が子の声が聞こえくる。
という昭和のドラマによくある感じのシーン。
ただ実際に自分の妻が妊娠してみると「立会いしたくない」とは
ハッキリ言いづらいようで「任せる」と言ってくれている。
そして私。
妊娠期間中に気持ちが揺れに揺れた。絶対に分娩室までつきあってもらおう!
と思う日もあれば、最後は自分ひとりでがんばりたいと思う日もある。
両親学級で分娩の流れを聞き、分娩室や陣痛室・入院病棟を見学した。
ふっと見れば、分娩室の前には彼がイメージしているであろうベンチはない。
夫はどこで座って待っているつもりなんだろう。
帰り道、彼に尋ねてみるとあらびっくり。
あんなに短い見学会の間に、自分が待つ予定の場所を見つけていた。
それを聞いた瞬間、私の中で肝が据わった。
仕事で遠くに行っていないかぎり、陣痛室はお付き合いしてもらう。
分娩室の前でバイバイして、産まれたら助産師さんに呼んでもらおう。
例外として私が極端なパニック状態におちいり、助産師さんのアドバイスが
一切耳に入っていなければ、通訳係として立ち会ってもらうことにする。
それにしても分娩室や陣痛室を見学するとイヤでも現実的に考えてしまう。
少しずつビビリモードに突入。

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産科病棟の入院食は健康的だけれどとても美味しそうでした。
+200円でメニューを1品追加できる模様。いい情報を入手できて満足。