こんにちは。
リバース・フロウの清原です。

 

多くの方が、今年は例年のお盆らしからぬ休暇になったかと思います。

特に都内にいると、ただやたらに暑いだけの夏休みになってしまったのではないでしょうか。

なんとも無念です。

 

 

さて、今回は、当社にとって新たな期が始まったこのタイミングで、

当社がこれから追求していきたいことを、共有させていただきます。

 

おかげさまで当社は創業6年目を迎え、その間、素晴らしいクライアントやパートナーに恵まれ、ここまでやってこられました。

あらためまして、この場を借りて、御礼申し上げます。

 

このコラムも、書き続けて100号を超え、読者の皆様から暖かいコメントをいただきながら、なんとか書き続けられています。

 

創業丸5年も経過すると、会社というものは本当に姿を変えるものだと、あらためて思います。

特に昨期はパンデミックを経験し、当社も例外なく影響を受けました。

そして、そんな特別な経験から気づいたことを、今期は追求していきたいと思っています。

 

 

当社がますます追求していきたいテーマとは、

「エグゼクティブ開発の先鋭化」です。

 

エグゼクティブとは、会社や組織に最も大きな影響力を持つ人たちです。

 

世の中には、こうした方々を対象としてサービスを提供するコンサルティングやコーチング会社が、数え切れないほど存在します。

そして各社、素晴らしいサービスを提供しています。

 

ただ、せっかくなので、私が個人的にエグゼクティブの能力開発にこだわっている理由を、述べさせていただきます。

 

理由は3つあります。

それは、エグゼクティブたちが、

 

1)多くの人に影響力を持つ

2)とても独創的

3)でも不器用

 

これらが、エグゼクティブ開発で私の背中を押し続けている理由です。

 

逆に言うと、この3つがあればこそエグゼクティブとしての魅力を備えていると言えます。

そして魅力というのは、それが大きい分、「影」を落とすことにもなります。

 

 

「大いなる力には、大いなる責任が伴う」

 

 

この言葉は、映画『スパイダーマン』で、ベンおじさんが主人公のピーターに伝えた言葉です。

私はラ・ロシュフコ―の箴言(しんげん)を含む、数々の名言を記憶していますが、

中でもこれは、最も私の心を打った言葉のひとつです。

 

スパイダーマンのようなスーパーヒーローでなくとも、エグゼクティブであれば誰しも、組織経営、つまり利益追求と雇用維持という、非常に大きな責任を背負っています。

また、それに伴う力が与えられていると、自覚もしています。

 

ところが、ときどきその責任の大きさによって、自らの発想や動きを、必要以上に縛ってしまうことがあるようです。

あまりのプレッシャーによって、「勝手な自己制限」を発動させてしまうのです。

 

実際私はそんなエグゼクティブたちの姿を、たくさん目にしてきました。

社員、あるいは家族にすら見せられないような姿なのかもしれません。

 

そうした姿に触れると、私の中には、深い慈愛のような感情が湧いてきます。

とても人間らしいからです。

 

私はエグゼクティブと相対するとき、ひとつの信念のようなものをもって臨みます。

 

それは、

「自分は何者であるのか」を忘れないことです。

 

お相手のエグゼクティブにももちろん、そのことをさりげなく要求します。

 

なぜなら、エグゼクティブが苦しむとき、その理由の主なものは、

自分が何者であるのかを忘れてしまうことにあります。

 

結局エグゼクティブとはいえ、ひとりの人間です。

 

・あの会社の社長はここまでやっている

・ライバルのあの役員は、こんなことをやってのける

 

日々厳しいプレッシャーの中で生きていれば、当然ですがこんなことが気になるでしょうし、

それをモチベーションにする人も多くいらっしゃいます。

 

しかし、何かと比べてそれに負けないような誰かになろうとしても、

誰も自分以外の何者にもなれないのです。

 

もちろん、絶えず自己成長を求め、努力することは必要です。

 

しかし、外に成長の機会を求めるのと同じくらい、

自分の内に深く潜りこむことも、大切です。

 

エグゼクティブはつまり、「内省」することから逃れてはいけないのです。

 

・自分は何者であるのか?

・自分が提供できる価値は何なのか?

 

自分を高い視点から俯瞰したり、奥深くに潜り込んだり。

自分という存在と向き合うことが、外の何かを求めるよりも難しく、そして大切だと思うのです。

 

超多忙な日常の中で、ありのままの自分と向き合うことは、たしかに簡単なことでありません。

なぜなら、意図しなくても、社員たちから次々と難題や要求を突きつけられるからです。

それに加え、自分は状況を変えられる大きな力を持っている。

外にばかり目が行くのも、無理はない話です。

 

私は、そんなエグゼクティブたちと、深く関わりたいと思ってこの仕事をしています。

 

少し迷い、焦り、プレッシャーにさらされるエグゼクティブたちが、

思い切って立ち止まり、自分と向き合い、深く内省できる「場」を提供できれば、

そこからのエグゼクティブたちの「再起」は、おそらくV字回復どころではないでしょう。

 

みずからが何者かを知り、自分の力の大きさに気づき、責任の重さも適切に評価することができれば、

これまでとは比べ物にならないほどの力を、迷いなく発揮できるはずです。

 

 

当社の今期、そんな願いも込めて、物理的な環境を実際に用意しました。

 

エグゼクティブ専用のサロンです。

 

もちろん、会社にある会議室でもなく、応接室でもありません。

 

 

都心からほど近い、自然に囲まれたリゾート地として名高い、「熱海」です。

 

非日常空間で癒され

美味しい料理を食べ、

美味しいお酒を味わい、

温泉を楽しみ、

じっくりと対話を交わす。

 

そこで生まれる感性や、そこで気づく新な発見。

創造的で刺激的な時間を過ごし、普段は得られない感性を養っていただきたいと思っています。

 

また、とうぜんですが、コロナ感染のリスクはゼロです。

そうした心配からはいっさい解放された環境で、本来の自分を取り戻し、英気を養う時間を、エグゼクティブだからこそ過ごしていただきたいのです。

 

エグゼクティブ開発の本質は、ここにあると私は思っています。

 

 

今期以降、当社はますますマニアックに、エグゼクティブたちの人生を豊かにすることにコミットしていきます。

 

皆様、これからも私とリバース・フロウ社をよろしくお願いいたします。

 

 

 

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

一日も早く、皆様に安寧が訪れることを祈っています。

 

 

 

◆◇◆ 今週の箴言(しんげん)◆◇◆
(ラ・ロシュフコーより)

 

我々に起きる幸不幸は、

 

それ自体の大きさによってではなく、

 

我々の感受性にしたがって、

 

大きくも小さくも感じられる。

 

 




引用元:エグゼクティブ開発にこだわる理由(6期所信表明)