趣旨
私は、現在27歳と8ヶ月である。
私のこれまでの人生は、それほど面白いものではない。なぜなら、人生上の重要な岐路では、常に「一般的にこのあたりが妥当だろう」と思われる選択を行ってきたからである。
ふと気づくと、20代も後半である。
これまでの私は何だったのか、これからの私に何ができるのか。暫しそれが、私の心の惰性を揺さぶる問いとなってきた。
論語によれば、孔子は自らの人生を振り返って「吾、15にして学に志し、30にして立ち、40にして惑わず、50にして天命を知る。60にして耳順(耳にしたがう)、70にして心の欲するところに従って矩(のり)をこえず」と表現した。もう20代も後半、しかし人生においては全体工程の四分の一を越えたに過ぎない。まだまだ、道は続いていく。
自らのこれまでの人生を知り、今後の人生へ向かったベクトルを設けるための一助として、自伝的な記録を書くこととした。
形として、最近流行しているブログを採るのは、小テーマ毎に日記感覚で書いていきたいと考えたからである。おそらく更新も楽だろう。
つたない文章になるであろう。私という存在にとって忌まわしきいくつかのことについても触れなければならないだろう。あえて、特に周囲に知らせたいとも思わない。
ただ、同じ年代の人間にとっては「同年代の一人の選択」としてよきにつけあしきにつけの参考として、下の年代の人間にとっては「自分の年にこんな人間だったものが、数年後にはあんな人間となっているのか」という感慨を与え、上の年代の人間にとっても新鮮味のある存在にしたいと思う。
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