佐渡で宿や事業をやっていると、
「一度来た人は話が早くていいな」
と感じることがあります。
これは単に、
その人との関係が
深まったからだと考えています。
初めての訪問であれば、
どんなに素晴らしい
サービスを提供しても、
相手はまだ私たちのことを知らない。
どんな形で接しても、
最初は疑いの目があるものです。
「この場所はどうなんだろう?」
「本当にここに
泊まって大丈夫なのか?」
それは当然で、
一度目の訪問は、
関係を作るための時間です。
しかし、
一度宿に泊まってくれた人とは、
次に来たとき
もう一歩踏み込んだ話ができる。
その理由は、
「信頼」がすでにあるからです。
信頼があると、
話が早く進みます。
無駄な説明をしなくても、
お互いに意図が
通じやすくなります。
例えば、
宿の設備のことでも、
最初は詳細に説明しなければ
ならなかったことも、
二度目、三度目には、
「ああ、この部屋ですね」
だけで話が進みます。
「過去に泊まったからこそ、
分かること」が増えるからです。
一度関わった人は、
二度目に来るときには、
単なるお客さんではなく、
「再び訪れる理由がある人」
に変わります。
そして、
その理由を一緒に深めていくために、
私たちは常にその人のペースで
接していく必要がある。
だからこそ、
関係性が深まることの
重要さを実感します。
これは宿泊業だけでなく、
どんなビジネスでも
同じだと思います。
一度関わった人との信頼があると、
どんなに時間が経っても、
あのときの関係性が基盤となって、
次のステップに進むことができる。
そのため、最初から結果を焦らず、
じっくり関係を育んでいくことが、
最終的にはもっと大きな成果に
繋がると感じています。