いよいよRC Rally Japanの
2012年レギュレーション が発表されました。
グラベルが終わった頃からこねこねやってましたが、やっとこさ発表に漕ぎ着けた感じです。
前回のブログで僕が書いたところからさらに変更があり、最終的にツーリングサイズが3クラス、Mサイズが1クラスの合計4クラスまで増えました。
ただし、やっぱりスノーで2WDのMシャーシはキツイだろうということで、スノーラウンドでMシャーシのJWRCクラスは行いません。
最終的に主催者が「これで行く!」と決めたことだから、当然それには従います。それはエントラントとして当然。
駄菓子菓子、このレギュで当初の目的が果たせるかどうかは、正直疑問が残ります。
エントリーの選択肢を増やし、より多くの人が出場しやすくすること を目的に、レギュレーションを変えることにしたのですが、なんとも中途半端なクラス分けになっちゃったなー。というのが本音。
ここはいっちょ、再来年はもっと良くな~れ、という希望も込めて、僕が考える問題点を挙げたいと思います。
あえて来年のレギュが決まった時点でやっておくことで、来年のシーズンが終わったときに僕の予想があっていたか間違っていたかを検証するネタにもなりますし。
ちなみに僕は、エントラントの立場から、レース運営のお手伝いをしたり、レギュ変更の話に参加させてもらっています。単純に参加するだけの方よりかは主催寄りですが、エントラントの領域を踏み出しているわけではありません。なのでこの文章も、エントラントとしての意見で書きます。
一番残念なのは、クラス分けが中途半端になってしまい、各クラスの目的がぼやけてしまったこと。このレギュだとWRCクラスがPWRCもグループNも内包しちゃってます。やはりクラスごとにモーターは被らないような設定にして、クラスごとのスピードレンジをハッキリさせた方が、出る側としても自分のスキルと目的でクラスが選べるというもの。
特にWRCとPWRCは、ジャイロの有る無しが違うだけでスピードはほとんど変わらないハズです。
PWRCはノンブースト13.5Tかブラシ23Tですが、これだと23Tの方がちょっとだけ速いと予想してます。そして僕がここ2年、WRCクラスで使っていたのはブラシの23T。これで年に2戦は表彰台に上がってますので、PWRCも同じ位のタイムが出せるということになります。
確かにジャイロの力は偉大で、ジャイロ無しのPWRCでは厳しいかもしれませんが、去年スノーに参加して4位に入った韓国の選手は、ジャイロを使ってませんでした。その人は普段ドリフトもやっているので、スロットルでスライドを止めるような走りができます。動画で見ても連続S字で流れたマシンを、スロットルだけでピタっと止めているのが分かります。このようにテクニックさえあれば、ジャイロ無しのPWRCクラスでもWRCと同等のタイムが出ることが予想されます。
ターマックに至っては、僕もジャイロは使ってませんので、展開によってはPWRCのトップがWRCを喰っちゃうことだって十分考えられます。
そもそもスピード的にはほぼ同じだけど運転は難しく、それでいて格下に位置づけられるPWRCに、どれだけのエントリーが集まるか正直疑問です。
次はグループNクラス。個人的にはこのクラスが、今後RCラリージャパンの中心になるクラスだと思ってます。コントロール下に置ける適度なパワーで、コース攻略や他車とのバトルを楽しめる。またラリー初体験の人でも、そんなに違和感なく参加できるクラス。そんな位置づけのクラスです。
そんなグループNも残念ポイントはモーター。ブラシレスとブラシの混走ということで、それぞれ規定されています。ブラシはこれまでのビギナークラスを踏襲して540Jですが、それに対するブラシレスが各社17.5Tに。確かにKV値で考えると17.5Tなんですが、なにせブラシレスはトルクがすごい。ギヤ比フリーのグループNだと、ブラシレスは比べ物にならないくらいギヤ比が上げられるでしょう。
オンロードだと21.5Tと540で、21.5Tの方がギヤ比を上げられる分速いというデータがあります。これを根拠に僕は21.5Tで推していたんですが、最終17.5Tに決まりました。
もしかするとスノーでは、コントロール性のよさで540でも上位入賞できるかもしれません。ブラシレスの強大なトルクが仇になることも考えられます。またブラシレスは、センサーに水が入って壊れるというトラブルがあるので、それで順位を落とす人も出てくるかも。
どれだけの差があるのか、どういう展開になるのか、来年一年やってみて、あまりに勝負にならないようならレギュを再考すべきです。
グループNはクラスの目的を最大限に考えると、540のワンメイクでもいいんじゃないかとも思ってます。ただ、より広い間口を持ったクラスという意味では、ブラシレスも使いたい。
全国で頭を悩ませているブラシとブラシレスの棲み分けが、こんなところでも問題になるとは、思ってもみませんでした。
ボディは『ラリー』というイベントのイメージに一番直結する部分なので、今年みたいに市販車やドリ車でのエントリーは絶対に排除したい。そのための規定も入るハズなので、エントラントにも必ず守っていただきたいと思います。
実車ラリーカーのカラーリングが大事なわけではなく、ラリー車と認識できるカラーが大事なんです。その点をおさえれば問題ないので、カッコいいラリーボディを作って参加しましょう。
禁止になる予定だったジャイロは、結局WRCとグループNで使用OK。JWRCでどうなるかは未発表ですが、タミグラでMシャーシ+ブラシ23T+2400ニッカドというMラリークラスが、ジャイロ禁止でオフロードコースを問題なく走ることを考えると、JWRCも使用不可でいいと思います。
タイヤは、スノーとグラベルはスピードマインドのダートファイターワンメイク。これはりんごじゃむで購入できるようにしてくれるはずなので、供給の問題も大丈夫でしょう。
みんな準備万全でレースに行くのだから、タイヤくらいはりんごじゃむにお金を落としてもいいかな。いくらよいレースでも、りんごじゃむが続けられなくなったらおしまいなので。
「1円でも安く」みたいな風潮の昨今、もちろん安い方がありがたいですが、せめて遊び場を提供してくれているお店にはそれなりに利益を出してもらわないと、やっていけなくなっては元も子もないですからね。
こんな感じでいろいろありますが、まずは今年も開催してくれることが一番。僕はもちろん全戦参加するつもりです。
今年も懲りずにMonster Energy Imprezaですが、実車とは違ったカラーリングにしています。ですが、一目見てラリーカーと認識してもらえるようなデザインなので、無問題でしょう。
開幕戦まで2か月切った2012年のRCラリージャパン。発表されたレギュレーションを元にマシンを作り、準備万端で2/18のスノーラウンドを迎えましょう。