岡山中央ロータリークラブ
第1512回朝例会
2018年11月16日 ANAクラウンプラザホテル岡山
7時30分~8時30分

 

本日のプログラム

「会員の話を聴こう」 卓話:田中秀和会員

 

 

今日は最近のカメラの動向についてお話をさせていただきます。テーマはミラーレス一眼カメラの台頭ということです。今まではソニーが発売しておりましたが最近になってニコン、キャノンも発売をし、注目度が高くなり、大ヒットになってきております。特にフルサイズ(大きいサイズ)のミラーレス機が発売された意味が大きく、プロのカメラマンもミラーレスでの撮影が主流になっていくようになってきました。

お手許に配布した図を見ていただきますとミラーレスという意味が分かっていただけると思います。今までの一眼レフはカメラの中の鏡に反射される被写体の姿を確認して操作しておりましたが、ミラーレスは鏡を使用せず機械がとらえた姿を液晶モニターに写し出し画像を確認をし操作を行います。ミラーレスとなったことで何よりも撮影精度が高まったことが第一の特徴です。さらに小型化が図られたことで従来よりもコストも安くなるという特徴も出てまいりました。私も買ってみましたが“かなりすごい”という印象です。以前はミラーレスなど子供のおもちゃと思っていてましたが、使ってみると“カセットテープから CD に変わった時のような衝撃的でインパクトのある出来事”であります。今後はプロ機もミラーレスが普及し、旧型は廃れていくと思われます。

ミラーレスカメラとはデジタルカメラの1種類で、小型のものをコンパクトカメラと呼び、レンズ交換ができるものをミラーレス一眼カメラと呼んでいます。携帯もコンパクトカメラもミラーレスでありますがミラーレス一眼カメラと呼ばれるのはレンズ交換が可能なミラーレス一眼カメラという意味で使っております。

ミラーレス一眼カメラの良さを考えてみますと、撮影された写真の精度が非常に高いということが一番です。手ぶれ補正の機能も高いため、三脚がなくてもピントの合った写真が撮れる、暗い所でもしっかり撮れる、またAF自動追従の機能がついており自動追従してピントを合わせてくれる、ということで非常に楽です。撮影者がピントのことを考えなくてもよいというものです。

 

気になる点が二つあります。一つは使い勝手です。メニュー画面でいちいちセットしなければならないので今までと随分勝手が違います。今までの一眼レフカメラは画像を覗いたまま使い勝手の良いボタンと遠近を調整するためレンズを回す操作で早い操作が可能でしたが、ミラーレスは液晶画面のメニューを設定しながら使うので慣れるまでは勝手が悪いという面があります。自分も液晶画面を見ながら写真をとるのはプロカメラマンの姿ではないと思っていましたが、今は画面を見ながら撮影していますので自分でも不思議に思えます。

もう一つは値段の点です。市販されいるレンズは10万円から50万円でいずれも高価です。本体の機材は25万円です。レンズが高いためなかなか買えないため、多くの人は今まで使用していた古いレンズをアダプターでつなぎ使用しています。

そのように気になる点はありますが、ミラーレス一眼カメラはソニーがヒットさせ、ここでキャノン、ニコンが追随を始めましたのでこれからが更に面白くなってくるのではないでしょうか。