日本新薬株式会社　経営企画部　倉本篤（5期生）

　私は2010年4月より立命館MBA(RBS)5期生として2年間お世話になりました。
大学を卒業後、日本新薬という京都の製薬企業でずっと勤務しています。MBA入学当時はマーケティング部門で抗がん剤の戦略立案や厚労行政の業界活動に携わっていました。この時、自身の力量不足を痛感しMBAの門を叩きました。在学中は鳥山ゼミでゼミ長としてお世話になりました。

　＜MBA卒業後の日々＞
　MBAホルダーだからといって突然、昇格したり給料が倍増になることはありませんが、腕を試される場面は唐突にやってくるようになりました。卒業して間もない2012年4月からは関連会社の収益向上プロジェクトに携わりました。当時の担当業務にプラスαでの話でしたから、仕事しながら学校に通っていた頃に逆戻りした感じでした。2013年4月には経営企画部に異動となり会社全体の業績を管理する仕事に携わりました。さらに翌年（2014年4月）には1年間限定でしたが新規事業と海外事業の部門の兼任も経験しました。そして2015年4月からは中期経営計画のマネジメントおよびIRのサポートに携わっています。
　実際にこなせる能力があるかどうかは別として、「無理」と言わず、なんとかする。
「泳げなくても、沖に連れていかれて、海に突き落とされる」ことで鍛えられる、鳥山ゼミ流のスピリッツが今も活きています。

　＜あの時、授業で先生が言っていたことが今ならよくわかる＞
経営企画部では業績に関する会社の全ての仕組みを理解し、あらゆる情報をタイムリーに把握しなければなりません。リアルな経営の世界は当然ながら教科書の世界の中よりはるかに複雑なのですが、経営のど真ん中の実務を経験できたことで、在学中にきちんと理解しきれなかった会計、財務、税務、IRの勘どころが今ならわかる気がします。（例えば、今なら「企業分析コンテスト」でもっと良いレポートが書けると思います）卒業してからも日々勉強ですね。

　＜今後の展望＞
　さて、ストイックに勉強や仕事ばかりしてそうな印象を持たれそうですが、実際には良い仕事をするために心身の健康と家族との時間を大切にしています。そのため卒業してからはゼミやMBAのイベントに対してご無沙汰気味でした。そんな中、先日、幹部職試験に合格しマネジメントに一歩近づくことになりました。
　今後は、もう一度自分を磨き直すために、ゼミやMBAのイベントに参加してMBAの熱気に触れていきたいと思います。先生方、現役生、OBの皆さん、その際はぜひよろしくお願いします。

『泳げなくても、沖に連れていかれて、海に突き落とされる』～鳥山ゼミ流のスピリッツ～ ５期 倉本篤

『泳げなくても、沖に連れていかれて、海に突き落とされる』～鳥山ゼミ流のスピリッツ～　５期　倉本篤