依田誠は現在、ジーエス・ユアサコーポレーション本社の社長である。


15年程前には中国山東省の産業用電池の合併工場に総経理(社長)として派遣されていた。


依田以外の3人の候補がいずれも中国赴任を拒否した末のことである。


操業当初、依田が工場を見回ると生産ラインには誰もいない。


仕事がないからと休憩室でお茶を飲み、談笑している中国人従業員をみつけ、


怒鳴り散らしたこともある。


日本の工場なら、従業員は自分から仕事を見つけて掃除をしたり、設備の手入れをしたりしているところである。


このような依田もポケットマネーで毎週のようにバーベキュー大会を開くなどして、


中国人従業員との関係を築くことに力を注いだ。


そのご、会社は軌道に乗り、今では社員数も当初の100人から250人に増えている。




大連市対外経済貿易局の于濤副局長(女性)は大連市の東京駐在所長でもあり、


月の半分を大連と東京で過ごしている


筆者は大連で直接取材したことがあるが、


于によると日本企業は中国人従業員のメンタリティを理解していない。


例えば・・・・

--------------以上本内より引用---------------


続きは


文化摩擦と日本人―平和の作法とは/石原 享一
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そのうちの幾つかを紹介しよう。


a.  相手のメンツをつぶさない。正統性のないクレームをつけてきた客にも顔が立つようにしてあげる。


b.  列の順序や交通ルールを守らない社会であるからこそ、


     仕事がらみの規則は契約書と確認書できちんと抑える。


c.  「自分の非を認めない」社員にはその理由がメンツからなのか、評価に響くからなのか、


     責任転嫁の習性からなのかを見極めて融通性をもって対応する。


d.  社員の気配りや察知を期待するより、5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)を


     明確にして具体的な指示を出す。


(中略)


日本的サービスと商業企業文化が中国各地に広がっていく。





依田誠は現在、ジーエス・ユアサコーポレーション本社の社長である。


15年程前には中国山東省の産業用電池の合併工場に総経理(社長)として派遣されていた。


つづく・・・・・・

--------------以上本内より引用---------------


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実際に稲葉は数々のアイデアで困難を克服している。


中国人販売員に笑顔の大切さを認識させるために、


朝会で笑顔のぎこちない人にモデルになってもらって全員を爆笑させたり、


スマイル・コンテストを開いたりした。


月例の社内パーティーでは自らマツケンサンバを披露して社員の親睦を図った。


稲葉のかたる中国ビジネスの極意には、文化摩擦を克服するための知恵とアイディアがあふれている。


そのうちの幾つかを紹介しよう。


--------------以上本内より引用---------------


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