7月と双璧で大好きな9月も、その次に好きな8月も
あれよあれよと過ぎ去り、台風だナンダカンダで早くも10月。
思えば毎年3月、6月、7月、9月、12月は
人の移動や各種〆切でいつもドドドと駆け巡っていたような。
ということで、久々の投稿。
Art にカテゴライズしたけど 学業というか、学術かな。
雨天の休日、滋賀の美術館へ行ってきました。

今回は面白そうな専門家による講演会もあるとのことで
開演前30分の開場1番に乗り込み、
最前列のド真ん中をゲット。
ロシア(ソビエト時代の?)モスクワ大学で歴史学を修業された
ラプチェフ・セルゲイ博士による
『古代アメリカ文明と環太平洋文化交流』
という演題の日本語での1時間半の講演でした。
質疑応答の時、私にも質問したいことがいくつかあったのですが
躊躇わず挙手されていたのは大変勉強家でおられることがわかる人達で、
高度かつシンプルで的を得た質問でありました。
対する私のそれは、
「映像に使用されたBGMは何の曲ですか?」とか
「太陽神の巨石の鳥居みたいなものはEF&Fのアルバムジャケットにも使われたものと同じですよね?」とか
ミーハーかつ主旨とは無関係のものばかりだったので
グッと堪え、閉演後に「この日の博士の講演内容を忘れまい」と
記念撮影をしていただいたのでした(どこまでもミーハー)。

<感想>
●アメリカ古代文明にまともに触れたのは初めてで、とにかく新鮮だった。
●なるほど他の文明は広大で肥沃な大河沿いに発展しているのに
中南米のそれは、山岳地帯・高地ばかりというのも特徴的。
●「旧大陸」「新大陸」という言い方が多用されていたのが新鮮。
元々、これらの研究は西側の視点だったからかも。
●マヤ歴、マヤの言い伝えをマスターしたらもっと理解が深まり面白いことに気付けそう。
●孤立した文明だと言われていたが実は縄文などとも関係がありそうなのは納得。
●鳥との関係も興味深かった。
●結縄記録法/キープ、これは必見。
●今回の講演で一番印象に残った事。
それはセルゲイ博士がハイエル・ダール博士について言及されたことでした。
「ある程度の年齢の方は、コンチキ号でご存知だと思いますが、
この学者の研究方法や内容には賛否両論があり、厳しい批判をする人もたくさんいます。
実際に研究途中で失敗もたくさんしています。
でも批判をするのは簡単です。失敗しない人は、何もしていない人です。」
縄文やアジア・ポリネシアなどとの類似点から海洋交流の説を立証できるのか、
実際に太平洋を質素な筏(イカダ)で航行実験をしてみた人。
(=航行成功)
セルゲイ博士も必ず現地に足を運んでおられるタイプの研究者なので
今後の博士の研究を密かに応援したくなったのでありました。

つきあってくれて毎度さんきう♡