レイ「今度はなんだ?夫婦の時間を潰す気か?」
2度目の異世界。レイは目の前にいるカナンに対して、怒りを露にしていた。
レイ「今度はなんだ?何を俺に見せようとしてる。カナン。」
カナン「レイ様。もう時間が無いのです。これが最後のお願いになります。」
そう言うとカナンは再度、レイがいる世界を写しだした。そこに映るのは、今しがた、倒れたレイ。それを心配する、たーこを映していた。
レイ「あれは、俺だよな。なんだ?たーこの姿が消えつつあるのか?それと、タケが事故に??どうなってるんだ?」
カナンが映し出したビジョンには、これから起こるであろう現象が映し出されていた。レイは何も出来ずにただ、見ているだけ。
カナン「おわかりいただけましたか?レイ様。崩壊は始まっているのです。今はまだ、私が崩壊を止めているので、何とかなっていますが、それも長くは持ちません。」
レイ「そう言って、俺を騙そうそとしてるな。俺は騙されないぞ。」
若干、キレ気味のレイ。カナンは必死に訴える。
カナン「映し出している数分後の未来をお見せします。」
そう言うとカナンは数分後の未来を映しだす。そこには荒地となった、レイがいた世界を映し出していた。たーこはレイを抱えたまま絶命。社畜仲間のタケは瓦礫の下敷きに。レイは膝から崩れ落ちる。
レイ「マジか。どうなってんだよー、どうして皆が死ぬんだ?何にも残らないのか。」
焦りと動揺からか、レイの声は震えていた。
カナン「レイ様。これが、数分後の未来になります。あなたの力が必要なんです。わかって頂けましたでしょうか。」
カナンはレイに懇願していた。
レイ「わかった・・・俺が崩壊を止めればいいんだよな?カナン!!!だが、その前に1度、戻ってきちんと話してくる。」
カナン「ありがとうございます。最愛の人と話がついたら、指輪を撫でてください。それが、合図になります。」
そう言うと、カナンはレイの前から消え、レイも再び意識を失った。