しばらく声も聞けてないけど、お元気ですか。
台風が過ぎ去って、雨雲と共にうだるような暑さも一緒に吹っ飛んで、
一気に秋らしくなりましたが体調など崩していませんか。
明日は私の地元の最低気温は16℃、
そうこうしているうちに冬になるんでしょうか。
例年より一週間ほど遅れて、秋の収穫物が出回り始めました。
旬の食べ物が一番体にいいんだと、おばあちゃんが言ってました。
キノコや栗や梨など、おいしいものが多くて嬉しくなりますね。
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ここは宮崎。
宮崎駅でヤシの木に歓迎されても、夜になると肌寒い。
ただ人はびっくりするほど温かくて、今日もたくさんの人に助けられ、
その都度感激で心があったかくなる、笑顔になる。
まちがいない!
エレベーターのない駅に降り立って、
海外旅行に1週間程は行けそうなキャリーごろごろしてたら、
一般の方に「車に乗っていきますか?送りますよ」なんて言ってもらったり。
バスも1時間に1本も通ってないからね。嬉しかった!
「明後日、商店街で軽トラ市があるんですよ、ウチも出店するんでぜひ来てください」。
軽トラックの荷台に、好きなものを持ち寄って自由に売買する、
蚤の市みたいなイベントが月1であるらしい。
素敵な父娘だった。
山間バスに50分揺られていく道中、不自由な過疎地でバス停もあるようでない。
足の悪いおばあちゃんに
「バス停でよかと?もう少し先まで行こうか?」とバスのおっちゃん。
バスを降りて深々と頭を下げるおばあちゃん。
見てる私が気づけば温かくなってにこにこ。
口蹄疫で一番被害を受けた土地でタクシーに乗って、おっちゃんと世間話。
「この辺も本当に町がおかしくなった、怖ろしかった位だけど、
東北の津波に比べたらなんてことないって思う。
また、明るい日本を作っていかんとね!」
日本は捨てたもんじゃない。
世界に誇るべき道徳があるのね。
改めて、日本の僻地で感じるこの何とも言えないこの気持ち。
北極の氷が溶けて、
私の大好きなお寿司のネタのひとつ「えんがわ」がとれなくなるらしい。
グリーンランドで氷に穴開けて行う漁だから…残念、
なんてニュース流してる暇ないよ。
もっと目前のこと・
もっと強い意思と道徳をもって、小さなことから始められないかな!
ひとりで生きれるひとなんていないんだから、
ひとりよがりは何も生まないんだから。
そんな気持ちを、忘れずにいたい。
そんなことを深く考える秋の夜長のはじまり。
都城にて。