拝啓 卒業する学生とその保護者の皆様へ
あっという間に1年が経ちました。この1年を振り返るといろいろなシーンが思い浮かびます。今日は最後にみなさんへ送りたい言葉を考えてきました。 さて、僕はルーズボールとリバウンドを自ら取りに行く選手が好きです。なぜなら、ルーズボールやリバウンドは誰もコントロールできていない状態のもの、つまりそれは目の前に転がっている、頭の上から落ちてくる「チャンス」だからです。みなさんは何度このチャンスを掴みに行きましたか?チャンスというのは案外、転がっているし降っているものです。しかし自らの手で掴まないと誰かに取られてしまうものでもあります。ルーズボールやリバウンドのように。 続いて、僕の座右の銘とも言える、18歳の頃に出会った言葉を紹介したいと思います。これはイギリスの喜劇王、チャールズ・チャップリンの言葉です。Life can be wonderful if you’re not afraid of it.All it takes is courage, imagination, and a little dough.人生は恐れなければ素晴らしいものになりうる。必要なのは勇気、想像力、そしてちょっぴりのお金さ。 では、先ほどのチャンスの話をチャップリンの言葉にあてはめてみましょう。”人生は恐れなければ素晴らしいものになりうる。必要なのは勇気” 恐れずに勇気を持ってルーズボール、リバウンドを取りに行き、チャンスを掴み取る。次に”想像力” 大きい選手は下に転がっているボールを、小さい選手は頭上にあるボールを取りにくい。そこでどうやったら取れるかを想像するのです。そして”ちょっぴりのお金” 日本は競争原理から成り資本の大きさがモノを言う資本主義社会です。しかし、経済的な豊かさ以外で得られる幸福感も掴んでください。幸福感というチャンスを掴むには…先ほど話しましたね。これはバスケだけの話に留まりません。みなさんが何か大切なこと、重大なことを決めなければならない時、頭の片隅にあるこの言葉が蘇ってくれれば幸いです。 あっという間に1年が経ちました。今後、これまでよりももっと濃い1年を、あっという間に過ぎる1年が繰り返されていくでしょう。あの時代は楽しかったなぁ、ではなく今が一番楽しい!と思える、そんな時間の過ごし方をしてくれることに期待しています。敬具2019/3/19 清水レイ