題名の通り、英語の早期教育をすべきかどうか、について語ります。
朝日新聞が発行している、The Asahi Shimbun Globe+に面白い記事がありましたので、ご紹介します。
英語教育というと必ず話題になることのひとつに、「語学の早期教育」があります。
英語の早期教育に対する反応は二つ、一つ目は「語学早く身につけた方が良く、遅くな流程に不利になる」というもの。
二つ目は「母国語が固まっていない中で外国語を入れると脳が混乱し、まともな思考能力が育たなくなる」というものです。
一つ目の論点「早く身につけた方が良い」という点について、
この記事では、早期語学教育のメリットとして、まずは発音と言っています。
発音というのはスポーツなどと同様の一種の運動動作のため、早く始めた方が確実にナチュラルな発音が身につきます。
次にリスニング能力です。
リスニングも年齢が若いほど身につくのが早いです。
加えて日本語には同じ概念がない冠詞や可算名詞、不可算名詞などの使い分けも、早く始めた方が確実に身につきます。
早期語学のデメリットとしては、語彙の獲得にかかる時間です。
学ぶ言語が増えればその分一つの言語と向き合える時間も減るため、語彙の発達が遅れてしまうというものです。
それでは、2カ国語を喋りながら育つことは、世界的にもそれほど珍しいのか?
日本で生まれ育つ2カ国語教育は特殊なものに感じられますが、日本以外の国々に目を向けると国民の大半が2カ国語以上を話す国の方がむしろ多いくらいです。
そのため、早期バイリンガル教育などというのは、国によっては当たり前の風景で、話題にすらならないというわけです。
二つ目の論点「まともな思考能力が育たなくなる」という点について、
もしも1カ国語で育たないと論理的な思考能力が育まれない、などという説が正しいのであれば、世界の半分の人々は論理思考ができないということになってしまいます。
ただ、現実にそんなことがないのは、マルチリンガルで育った人々と付き合ってみればすぐにわかることです。
バイリンガルで育ったからといって飛び切り頭が良くなるわけでもないようですが、バイリンガルで育った子の方がより偏見が少なく、文化的感受性が高く、異なった視点から物事をみる能力に長けているとの調査結果が度々出ているようです。
2〜3歳児に英語を教えているため、もちろん私自身も「早期バイリンガル教育」には賛成です。
私自身、幼い時にアメリカに暮らしており、家では日本語、一歩外に出ると英語という暮らしをしていました。
自身の体験からすれば、混乱したことはなく、むしろ異なる言語を知ることで初めて分かるその言語独特の表現や、独特な文化から学んだことが社会に出てからとても役に立っています。
是非とも一人でも多くの子供にバイリンガルになるきっかけを与えられたらと、願っております。