raymond-20828のブログ

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日本ではロードショー公開されたことはなく、戦争映画のDVDセットで初めて見られることになりました。そうでしょう、日本人であれば、B29が日本各地で行った空襲や、広島・長崎に原爆を投下したのも、こうやって軍の上層部が決定したのだろう、と連想してしまい複雑な気持ちになりますから。
皮肉なことに、映画としては大変上出来です。元はブロードウェイで1年以上ロングランだった舞台劇の映画化、他の戦争映画とは全く異なり、一種の心理劇。アメリカの空軍がドイツの軍事工場を連続して攻撃、圧倒的な新規機能を開発搭載した新型戦闘機の生産を壊滅させる作戦、しかし毎日驚くべき数のパイロットの犠牲者を出し続ける、この犠牲を払っても苦渋の決断をするのかしないのか、軍隊内の上下関係も絡みハラハラドキドキの展開。見様によっては企業での事業計画の決定にも重なって見えてしまう。保身や優しさゆえに優柔不断にならざるを得ない上官なども登場し、個々の登場人物の表情の変化まで克明に描きます。戦争の無くなった世の中での企業の戦略決定のプロセスの参考に、あるいは戦争における決断の生む犠牲がいかに大きいか、という両面の見方をすれのであれば素晴らしい作品、お奨めします、と言いたい。


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