田辺渚ちゃん出演の舞台「ミキとのSo Good!!!」を観てきました。
今回は初日と2日目、4日目と3回しか観ることができず、千秋楽を観ていないので感想のブログとしては不十分ながら感想めいたものを(出演者の皆さんへの感謝とリスペクトを意味も込めて)書いてみたいと思います。
<ストーリーについて>
公演時間が80分ほどということでしたが、話の進みはテンポよく文字通りあっという間に時間が過ぎたというか、全く飽きさせなかったというのが偽りない感想です。
コメディ作品ということですが、笑いのネタが小ネタ(主にガンダム)をちりばめたクスッという感じの笑いで、まさにガンダム世代の自分にとっては笑いのツボがたくさんありました。自分の好みとしては他人をいじったり、貶めたりバカにするような笑いが好きではないです。そういう点では、そうしたのが無い矢ヶ崎さんの書く笑いは僕は好きです。
矢ヶ崎さんの描く脚本は、舞台装置がミニマムな分、状況を伝えるようなセリフのはある程度必要だと思うけど、そういった説明的なセリフは最低限で、登場人物同士のやりとりを楽しめるように思いました。
会話で客を作品の世界に引き込むというのは難しいだろうなと思うのだけど、実際グイグイ作品の世界に引き込まれていって、それがすごく楽しめる作品でした。
また僕が今まで観てきた作品の中には、歌って踊ってというのもあったり、殺陣が多かったりするものもあって、そういうのはビジュアル的には観ていて楽しいのですが、人によっての好みだと思うのですが、僕はこの「ミキとの」みたいに、登場人物同士の会話に関係性が現れていたり心情が読み取れるのが好きです。
(この作品だと踊っているのはファッションモンスターくらいで、他の音楽も最低限でその使い方の意図は伝わってきます)
そしてコメディと言いながらも、コアは登場人物たちのピュアな愛情に共感とどこか懐かしさを感じながら観ていました。
でも最後にはやはり笑えるオチが待っていましたね(笑)
<俳優さんたちについて>
ミキ(鈴木咲稀さん)
冒頭の畳み掛けるセリフを聞くたびに圧倒されていました。最初の印象は大人しくてクールなのかな、と思っていたのですが、作品を見終わった時には、うちに秘める熱いものを感じる演技でした。ミキは喜怒哀楽、テンションが高かったり、不安な表情だったり、ナオトへの想いだったり、色々な感情を表現している咲稀さんをただただすごいな〜と思いながら見ていました。
(ちなみに僕にとって「サキ」という名前は特別な意味があります(笑)
ナオト(西村賢さん)
イケメンです(笑)最初はどこか頼りなさそうな(失礼←)ナオトが物語の最後にはたくましい男になっていくのは観ていて応援したくなります。ミキちゃんに対して照れ臭そうにするナオトの表情が最高に素敵でした(^_^)
モトミチ(大貫淳平さん)
田辺渚のヲタクとしては一番親近感が湧くというか、感情移入した人物でした。大貫さんの演技を見てて感じるのは「真面目」。なんだかんだナオトを助けたり、モモちゃんへの一途な想いだったり、モトミチの役はそのまま大貫さんの性格なんじゃないかなと思いました。終わってからお話しさせていただいて、「飲みに行きましょう!」って言ってくれましたが、マジで一緒に飲みたいです(笑)
あむろ(上野直人さん)
今回で引退されると聞いて驚きました。これ程の演技をする人なのに、残念というのが率直な気持ちです。あむろの演技は素の上野さんも本当にヲタクなのでは?と思うような見事な語り口でした。公演が終わってから少しだけお話させていただきましたが、物腰の柔らかさが印象的で、舞台での迫力というかオーラとのギャップが素敵でした。次のステージでもご活躍されることを祈っています。
アキ(蘇芳なぎささん)
この作品はそもそも渚ちゃんを目当てに観に来たのですが、そうしたらもう一人なぎさがいた(笑)しかも僕の記憶が間違っていなければ、以前どこかの作品でなぎささんを観たことあると思います。それくらい、彼女は印象に残っていました。特に僕が印象に残っているのは「声」です。決して声を張っている訳ではないと思うのですが、クリアに聞こえて、たとえこちらに顔が向いていなくても声で表情が伝わってくる。そんな風に僕は感じました。そしてふわっとした雰囲気と後半のシリアスな雰囲気と、そのツンデレ具合はさすがだなと思いました。しばらくお休みされるとのことですが、是非また他の作品のなぎささんも観たいです。
米田(北井敏浩さん)
キャストの一覧を見ていてどこで出てくるのかな?と思っていたら、物語の後半のキーマンでした。身長が高いのもありますが、舞台での圧倒的な存在感がすごかったです。そして安定感を感じる演技。僕の中では蜷川のシェークスピア作品でドンと構えてている平幹二朗のような安心感でした。(伝われ)
ソラト(矢ヶ崎一樹さん)
前説から脚本演出、そして出演もしてしまうマルチプレイヤー(笑)笑いをとったり雰囲気を和ませるような演技かと思えば、ピリッと空気を締めるようなセリフもビシッと決めて、本当にかっこいい。男でも惚れます(笑)そしてイケメンだからズルい(笑)劇中では僕に度々振ってくれたり、前説でDEAR KISSをいじってくれたりして本当に嬉しかったです!
また脚本演出の矢ヶ崎さんとしては、何より田辺渚の才能を引き出してくれたことに本当に感謝です。そして出演者に対する愛というかリスペクトが素敵だなと、稽古の様子のツイートを見ながら思いました。そういうのも演出する上では重要なことなのかなと思いました。
<そして田辺渚について>
きっと僕を含めたDEARKISSのヲタクは今回の渚ちゃんを観て「こんなに演技できるのか!」と驚いたことと思います。これまでもドラマでの出演を観てましたが、セリフを言っているのを観るのは初めてだし、ましてや舞台なので。これが2回目?の舞台での出演と思えないくらい堂々としているように感じました(渚ちゃんはそんなことないって言うかと思うけど)
田辺渚の武器は何と言っても「眼」だと思っています。キモいヲタクなので()ある程度、渚ちゃんをカメラで撮ってきて、渚ちゃんの瞳の美しさに惚れ、そしてライブでの表情に心奪われてきました。
そしてそれは女優としても生かされているのかなと思いました。「目は口ほどに物を言う」まさにそれがぴったりな舞台の上での渚ちゃんだったように感じました。
またこれは僕の好みだとは思いますが、舞台俳優さんでも色々な演技のタイプがあると思いますが、僕はあまり「いかにも演技してます!」っていうセリフ回し感じの俳優さんは好きではなくて。
でも(推しのひいき目かもしれませんが←)渚ちゃんの演技はすごく自然体で、でももちろん声は出てて。もしかしたら今回の役がアイドルっていうこともあって演じ易さもあったのかもしれませんが、それでも堂々たる演技だったと思います。
もちろん脚本で書かれた役とはいえ、モモちゃん(渚ちゃん)のセリフは、現実なのか舞台のフィクションなのかわからなくなっていました。
「今日日の地下アイドルで恋愛してい無い人なんていないでしょ」
というセリフに一番ヲタクはドキドキしたんではないでしょうか(笑)
また
「自分に自信が無いの!」
「男の人と話していても嫌われるんじゃ無いか」
「付き合っても他の人と比べられるんじゃないか」
下の2つはヲタクには分からない領域ですが(笑)、1つの目のセリフはなんとなく渚ちゃんの心象を示しているようなセリフに感じました。その辺りを矢ヶ崎さんに聞けば良かったと後から思いました(^_^;
僕はもちろん演技のことは全くわから無いですが、渚ちゃんはもっと自信を持って良いのではと常々思っています。今回の舞台を初めて観させてもらいましたが、舞台での佇まい、雰囲気は、DKの時とは良い意味で違っていました。
何よりすごく美人になってました。
正直、初日の時は渚ちゃんを観たいという気持ちはものすごく強かったけど、いざ初日の舞台を観るとなると、最前に座ったものの、あまり渚ちゃんを直視できなかったです。DEARKISSの卒業以来、初めて生の渚ちゃんを見るのだら、泣いてしまうのは火を見るよりも明らかだったから・・・
だから舞台を観つつも、じっくり渚ちゃんを観ることは正直できていなかったです。そして公演が終わって渚ちゃんが自分のところに来てくれた時には、やはり涙が出てしまった。正直、その時に何を話したかはあまり覚えていないけど、渚ちゃんと話せたことが嬉しすぎました。ツイキャスで声を聴いたり、ツイッターやインスタで様子を知ることはできたけど、やはり生の田辺渚は僕には心揺さぶる存在です。
二日目は、初日より自分も気持ちに余裕があって(もう泣か無いという自信←)、最前上手の渚ポジションに座り、セリフのない時の渚ちゃんの演技もじっくり見ることができました。
今まで乙女の純情、そしてDEAR KISSとグループでの活動をしてきた渚ちゃんが個人での活動になることで随分と環境も変わり、この会えなかった5ヶ月ほどは僕らの知らないところで色々な苦労や葛藤も少なくなかったと思います。
初日を迎えるまでの渚ちゃんのツイートには色々と悩んでいる様子が伺えました。僕の覚えている限り、渚ちゃんがこういったことを言うのは知らないです。だって腰の痛みに耐えて2時間のライブをやりきってしまうような子です。
それは稽古をしていくなかで自分と向き合わざるを得ないことが増えてきたのかなと思います。自分と向き合うことは決して楽しいことばかりではないと思うけど、そこでもがき苦しんだことがこれから女優として成長していくことにつながっていくのだと思います。
しかしきっと渚ちゃんも決して満足をしてはいないと思うので、これからも色々な役を演じる渚ちゃんを見たいし、女優として成長していく渚ちゃんを見ていきたいです。
<おわりに>
今回は最初は渚ちゃんを目当てで観に行きましたが、一度見ると作品の面白さ、俳優さんたちの演技にすっかり魅了されました。今回は本当に素敵な出会いがあった観劇となりました。役者の皆さん、本当にお疲れ様でした!
*矢ヶ崎さん、次回作も期待しています!





