目を疑うほど巨大で優雅な怪鳥クロ…
たった13枚の黒い羽…
後は緑と赤…
クチバシはエメラルドグリーンだった気がする…
渡された2枚の羽は一枚は額縁へ…
もう一枚は燃やして和紙でクルンダ…
彼は…
もしかしたら彼女は…
余り慣れない口調でホンノ数分目の前で語った…
直線の通路に飾ってある絵画…
コンクリート上にあるクスんだ黄色いガラスの話…
レンガの家の近くに埋まっているカブトムシの話…
襖にウツル影の色…
クロの瞳は話をする時はオレンジで…
話を聞く時は紫…
けれどベランダから飛び立つ時はクロだった気がする…
もう会うことはないが…
10日後の26時には会えるとイッテイタ…
27ジダッタかもしれない…
その日までに薄い赤の鍵を用意しないといけない…
だから今日…
10時丁度にコンクリートの奥のカブトムシが眠っている36歩先の雑貨屋で瓶に入った黄緑の70円の砂と一緒に購入しよう…
瞳が開いた34分後の世界にお休みしつつ…
38分後の世界に涙を流す…
10日後のクロに会った時の為に…
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