天気も悪かったので、お盆はどこにも行かずにテレビばかり見ていました。8月15日前後の「終戦の日」(終戦記念日とはあまり言わなくなりましたね、私もこれはめでたい日のような響きがあるので好きではありませんでした)をはさんで、特にNHKでの戦争関連のドキュメンタリー番組が充実していました。なんだか軍人の話が多かった気がするのですが、やっぱり今や自衛隊の存在が注目されているからでしょうか。
なんで今頃山本五十六の話?というのもありましたが(笑)、最も充実した内容だったのがETV特集の「近代を超えてー西田幾多郎と京都学派」でした。西田幾多郎を中心に、当時の一級の知識人はあの戦争の時代をどう判断し、どう行動したかが丁寧に辿られていました。小林秀雄は日中戦争中、思考が現実に追いつかない、ぼくらはどんどん古くなるのだ、と当時の状況を的確に捉えていましたが、哲学者たちもまさにそのような状況だったようです。
今の日本も、突然他国から軍事行動を起こされて大被害が出ても、「相手国の人命を尊重すべき」と考えていられるかどうか、尖閣諸島や竹島あたりが軍に占拠された時に、自衛隊はどこまで武力を行使できるのか、死者が続出した場合はどうなるのか、それでもなお事実に追従する事なく、冷静に知性をもって判断できるのか。深い思考と強い精神力を、これからの日本人は持たなければならないと思います。
話は変わって、今日ご紹介するのは十一代作と思われる今泉今右衛門の洋皿六枚です。私はこれまで作家物には殆ど興味がなかったのですが、十一代の作品ならばほぼ確実に戦前の品、ということになりますので、縁のあったものを一点入手しました。ただこれが本当に十一代の作品(もしくはその工房作品)かどうかは、ネットの中で調べるだけでは確証が得られませんでした。もし皆さまが今右衛門作品の入手を検討されることがありましたら、その時の参考になれば幸いです。
このブログをご覧になって「いやこれは十一代ではない」とのご意見がございましたら、是非ご教示下さいますようお願いいたします。皿の直径17センチ。
余白を活かした構図が大変気に入っています。
丁寧な絵付けですが、おそらく工房作品でしょう。
このような共箱に入っていました。古い薄紙に包まれていましたので、未使用品だと思います。
裏側です。生地もとても上質です。
箱書きです。十一代のものかどうかは主に印で判断しましたがどうでしょう?
裏印です。これだけでは時代の判断は難しいようです。
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戦前日本の銀器・ジュエリー
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