こんばんは。
雨が降ってると感傷的な気分に浸りたくなるもんです(´0ノ`*)
そんな少しセンチメンタルな気分に身を任せて昔話でもしようかと思います。
昔々ある所に男性にしか下半身が反応しないリュウという少年(15)がおりました。
このリュウという男は根っからのアホなのか、はたまたアホなのか、どう考えてもアホなのか、自分の性癖に気づいても特に深く考える事も、少数派であるマイノリティについて考える事もなく、「へえ~ゲイっているとは知ってたけど俺もなんだ~へえ~」といたってノンキに暮らしておりました。
元から恋愛事にはあまり興味もなく、周囲が色めき立つ中、頭の中はサッカーサッカーサッカー。いつか自分もデル・ピエロのようなワイルドでセクシーなファンタジスタ(ほぼ全てが死語)になれると信じて疑わない生活を送っておりました。
その後、まさかデル・ピエロと真逆の白くてナヨナヨもやし男になるとはつゆ知らず…
この男、頭のネジが緩んでいるのか、女性に告白をされた時の反応が「ありがとねーところで、好きってどんな感じ?俺もそのうち好きな人できるかな?」という何とも不可解な反応を繰り返していた為に、一部女子からは異常に反感を買い嫌われ、一部男子からはバカの王様として支持される素敵な中学生活を手に入れたのでした。
そんなアホ男にも人生の転機というものはやって来るのです。
高校受験を控えていたリュウは毎日図書館へ勉強しに行くという習慣がありました。
(注:物語風に書き始めてしまった都合上、真面目に図書館で勉強しているように捏造しましたが、実際は勉強などほとんどせずに当時ハマっていたミステリー小説を読みふけっていました)
いつものように図書館で勉強を終え、トイレで用を足し洗面所で手を洗っている時に人生の転機が訪れたのでございます。
「ねえ、君さゲイでしょ?俺もだよー」
と陽気に話しかけられたリュウ。
この状況の場合、一般的な常識のある人間ならば最大限に発揮されるであろう自己防衛本能やら危機感やらが、残念ながらリュウには標準装備されていなっかった為
「はい。そうですよーよくわかりましたね~」
と何とも言いがたい会話を成立させたのであった。
2人は少し話でもしようという事になり、公園で数時間近くお互いの事やらなんやらを話し、打ち解ける事に相成りました。
リュウに突然話しかけたこの男、名は透(トオル)といい、年齢は26歳、図書館職員の身内でたまたま頼まれ事をしに来ていたそうな。
後日談ではあるが、機会音痴なリュウがやっとこインターネットを使用し始めて、ゲイ事情のあれこれを知る事となった時、リュウはこの出会いがいかにイレギュラーだったかを思い知るのであった。
この透という男との出会いがリュウの人生をありとあらゆる意味で変えていく事にこの時のリュウはまだ気づいていなかった。
【次回予告】
人生初の自分以外のゲイと出会ったリュウ。急速に近付く2人の距離…
初恋の予感?!
連載2話目にして早くも衝撃の事実が発覚!!
皆、見逃すなよ!
