ごきげんよう、もじぞうです。

早いもので、専門学校が始まって2ヶ月近く。

何とかクラスメイトの顔と名前が一致するようになり、10月下旬の一週間の秋休みもバイトに明け暮れ、そしてもうあと数時間でサマータイムも終わろうという今日。

この秋休み中にやらなきゃならないことはすべて何なら週明けの自習課題も片付いたので、ようやく今月分のブログ書かなきゃなー、と重い腰を持ちあげました。いやー、一応書く気はあって、下書きだけはたくさんしてるんだけど、なかなか清書までもっていけないのよね。みんなどうやってブログ続けてるんだろ。

というアレで。

調理師の専門学校始まりました。

実は日本でも調理師の専門学校に行ってたんだけど、あっちは手取り足取りしつつ適度にスパルタで、一年で調理師免状もらえました。が、こっちはだいぶ放任自主性を大事にしてる＆全単位取るなら3か年計画、らしい。夏休みを全部oppisopimus（ただのバイトじゃなく、単位が取れるように授業の一環として働く制度）に費やすなど巻きでいけば2年半とか短めで終われるけど、ちょっとくらいオーバーしてもまあ大丈夫、という感じのようです。

実はわたしは日本での単位とか経験が認められて、当初半分の単位（一年）でいいということだったんだけど、バイト先での経験上、日本とフィンランドではあまりにも仕事のやり方が違いすぎるので一から勉強し直したいですという訴えが無事に認められ、3年コースとあいなりまして。

ていうか入学後の進路面談で判明したところでは、一年コースだと基礎教科も終わるか終わらないか、いや確実に終わらないという状態だそうなので、言われたとおり素直に一か年計画で話を進めていたらどうなっていたか、と身震いがします。何もできるようにならないまま卒業を迎える可能性大

何年の計画で卒業するかは生徒によって違うので、わたしのように母国で経験があるにもかかわらず3年予定のクラスメイトもいるし、完全に未経験にもかかわらず1年予定のクラスメイトもいます。でもみんな、いずれ巣立っていくわけですよね。まだ始まったばかりだけど感慨深いなあ…。

ありがたいことに移民向けコースなので、周りみんな移民だし授業は平易なフィンランド語で進められます。つっても、先生の言ってることは半分以上理解できてないんだけども。5日のうち３〜4日が調理実習で、週1〜2回のフィンランド語の授業、たまに座学。調理実習で作ったものたちは半分はみんなで食べて、半分は併設の喫茶店で販売されます。安いので飛ぶように売れていく我が子たちに、幸せになるんだぞと目を細める親ごころ…

なお、最初の一週間はオリエンテーションという名の座学で、食洗機に入れていいものといけないもの、ゴミの分別なんかはほぼ自習で勉強したものの、一番大切な衛生の授業がまだなので、実習前にちゃんと手洗いしてる生徒は片手で足りるくらいしかいません。うそだろ。

11月上旬に、わたしも以前受験したHygieniapassi取得に向けた衛生の授業が2日間ぎっちりつめこみである予定なんだけど、手洗いの項目あるかなあ。いや、あることを祈ります。

ちなみにすでにHygieniapassi取得済みの生徒は、この衛生の授業中は調理実習の予定なんだけど、わたしは勉強自体が我流だったし、テストが終わったらもうすっかり内容を忘れているので、一緒に衛生の授業を受ける予定です。そして手洗いの項目を学ぶかどうか確認するのだw

下からの画像は、調理実習で作っておいしかったので家でも作ってみたあれこれたち。

Marjakiisseli（ベリー葛湯）。

うちではkiisseliといえば、ママ氏がおなかの調子が悪いときに作るものらしく、はじめて作ったときにはダンナ氏に「おなか痛いの？」と心配されたシロモノ🤣

そんなダンナ氏も、のちに作ったkerroskiisseli（階層式葛湯。下画像）でkiisseliにハマり、たまにリクエストしてくるようになりました( ´ ω ` )

梅干し弁当スタイル。

Voisilmäpulla。目玉バターの菓子パン。

こっちの菓子パンはのきなみ生地にカルダモンが練り込んであって大変おいしいんだけど、その中でもこの菓子パンは特に、バターを埋め込み砂糖をぶちまけた、「カロリーはおいしい」を地でいくハイカロリーハイ（健康的）リスクのスーパーエリート。とてもおいしい。

バイト先でもほぼ週イチで作られてて、いくら喜ぶからって週イチでこれは高齢者（の体）には厳しいんじゃないかと常々思っていた。でもおいしい。

最初はバターをだいぶ小さく切っていたんだけど、画像を見たダンナ氏のご友人からの「もっとバターを大きくしてheart attack pullaにするべき」という助言を（真に）受け、バターが倍増（でも市販のよりは少ないはず）してさらに危険においしく生まれ変わった。

Juustosarvi。チーズクロワッサン。

日本のクロワッサンとは根本的に生地が違うので、まったくサクサクはしていない。じゃあ何でクロワッサンかというと、本来は三日月形に作られるものだから。画像のパンは我が家オリジナルレシピのソーセージ入りなのでどうしても三日月形に曲げることができず、結果クロワッサンではなくロールパンになった。このパンは家族みんな（特にパパ氏）のお気に入り。

美形。

他にもいろいろおかず的なのを作ってみたりして、芬式料理のレパートリーが少しずつ増えていっている現在です。

レシピに使われるフィンランド語は少しずつ理解できるようになってきたので、ネットの海に漕ぎ出してステキレシピの数々を見つけることもできるし、実はママ氏がお料理上手なヒトなので、ママ氏から学びたいメニューもあるし。これからますますいろいろなものが作れるようになるかと思うと、楽しみでしかたがありません( ´ ω ` )ｳﾌﾌ

とりあえず近日中にvispipuuro（ホイップ粥）に挑戦してみようと思います( ´ ω ` )

意外と（失礼）おいしいものがいっぱい！なフィンランド情報はこちらから！

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専門学校、始まる。