公開が発表された時から、この時を待っていました!

大好きな魚喃キリコさんの、一番好きな作品「南瓜とマヨネーズ」。
運良く、公開翌日に、地元の映画館で観ることができました
{48E0043D-5BE0-4835-95FA-EBE316F6EE8B}

思い出す、静かな痛み。恋って痛いんだった。
自分も相手も現実も、すべて思い通りにはならない。
だからこその「日常」という奇跡を、愛おしさを、思い出させてくれるこの作品が大好きです。

映画では、せいちゃんサイドの描写がいくつも出てきて、原作ではほとんど触れられない、葛藤や成長が見られて、そこも原作と全然違って、なんなら結末も違って、最後の一言(モノローグ)が好きなのに、無くなってて、でも、伝えたい本質は変わっていなくて、モノローグの代わりにせいちゃんの歌がすべてを語っていて、ツチダと一緒に泣いてしまった。柔らかくて、深くて、いい声。

女性の、内向きな視点の話が、現実で起こるとこんなにも複雑なものになるんだなぁっていう不思議な感覚がしました。

臼田あさ美ちゃんが本当に適役で、漫画からそのまま出てきたみたいで、静かで美しくて繊細でした。

原作を覆されると、基本的に好きになれないんだけど、この作品はとても好きになりました
出来ることならもう一度観たいな。

*.