劇場公開前から注目していたにも関わらず、とうとうDVD化されてしまった作品。


想像以上に重たい話でした(笑) なんか、心がくじけそうになるくらい重たい(笑)

 

私の中ではあまり好きではないんだけど、すごく売れる小

説の要素に「ギャップ」が挙げられると思っていて。それも、もの凄いラブラブなシーンが単調に描かれていて、そのあとに主要人物が不治の病に倒れるとか、家庭の事情とか、何らかの理不尽な不幸に見舞われて絶望的になる、という陰陽のギャップ。

それがくっきりと描かれている作品だなぁと思いました。


突然現れた大好きなみーくんとの生活。

痛絶な過去。

心の奥底に眠らせた凄惨な経験が、少しずつ紐解かれる展開に合わせて、自分自身を開放していく現在の時間軸。

映画のストリームが巧みでぐいぐいと映画の世界観に引きずり込まれました。牽引力がとてつもなく強い。


視覚的にもなんとなく恐怖心を煽られるような描写があるので、好き嫌いがはっきり分かれる作品だと思いますが、私は好きです。