先日、幼年クラスの空手を卒業して今日から小学生、中学生のいるクラスのお稽古がはじまる。


それに伴って先生より、


『見学される親御さんは手出し、口出しはご遠慮ください。もし見かけた場合は出てもらいます。

帯が解けたりしたとき1人では時間がかかる、そんな時は先輩たちに任せてほしいです。』


とお話があり、今日から送り迎えはするけど道場では自分でやることを話はしていたものの、また再度今日は送り迎えだけだよと伝え少ししたら


『頭痛い。』


と。


慣れていない人には話を掛けられないかったり、我慢したりすることがある。

組み手に対しての恐怖ももちろんあるとは思うが、親から離れて1人でという事の不安が大きいよう。


お稽古に行く40分くらい前から泣き出して、話をして夫が、


『今日は連れて行くよ』


といい準備をした。


準備をして泣きながら玄関に行き、


『ママさん、頑張ってくるからね。

力ちょうだい。』


と言われて胸が締め付けられる思いだったけど、


『がんばれ!〇〇(名前)ならできるよ!ママの力分けるからね!』


とぎゅーと抱きしめて背中を押した。


不安だから行きたくない。

痛いからイヤだ。

それで行かないで逃げるのは簡単だけど、他のどんなスポーツも大変さや不安さは同じ。

親としては、今踏ん張って行ってほしい気持ちが大きい。

息子の長い人生の先を見て。


どこまで厳しくしたらいいのか。

どこからが甘やかしてるとなるのか。

その判断が成長すればするほど難しいなと感じる。


2時間経過…


時間になり子供が帰ってきた。


急いで玄関に行き、戸を開けて入ってきた息子の顔を見たら…

ニコニコと充実した顔をしていた。


『ママさん!泣かなかったよ!1人の方が楽しかったよ!』

『ちゃんとお水休憩の時にトイレも行って先輩にズボンの紐結んでもらったよ!』


と笑顔で話してくれた。


家を出てからの2時間、


『これで良かったのかな』

『泣かないで出来てるかな』


とか考えて落ち着かなかったけど、

子供ってすごい。

親が思ってる以上に精神的に成長してるんだと思った。


そして今、テンションが上がった息子はパパと大騒ぎしながらお風呂に入っている。


お疲れ様、よく頑張ったね!