今日、フィッシャーズのシルクさんのこわい話の動画を見て市営住宅に住んでた時の事を思い出した。


市営住宅に住んで2年半くらい経ったころ、家を建てようという話になり契約もし、建築中の時の話。


ある日の日曜日、14時ころに出先から帰ってきて、ゆっくりしたら眠くなっちゃって、夫が布団で寝ておいでと言ってくれたので、息子を夫に任せて昼寝しに寝室へ行った。


寝室の戸は引き戸で少し開けて布団に入って、少しスマホをいじってたら眠くなっていつの間にか寝てた。


眠りに入ってからどのくらい経ったかはわからないけど、急にガチっと体が動かなくなった。


『あ、金縛り!』

と思ったら右目だけ薄っすらとあいたんだけど、戸の前に誰かあぐらをかいて座ってると思ったら夫だった。

(私の右斜め下くらい。)


『戸閉まってる』

『え、パパさん?』

『違う、パパじゃない』

と瞬時に思ったら、その夫の姿をした人が私に話かけてきた。


『ねーママさん、引越しするんだよね?ねー?』


『引っ越すんでしょ?』


『引っ越すんだよね!!』


と、夫からからは聞いたことのない低いこわい大きな声で言われた。

でも声は夫の声。


そしたら隣のリビングの部屋から息子と夫の遊んでる声が聞こえてきた。


『え?パパたちの声。』

『やっぱりこの人パパじゃない。』


となり怖くなり起きあがろうとしても、声を出そうとしても何もできない。


でも戸の前にはあぐらをかいた夫の姿をした何者かが私の方をずっと見ている。

最初に話かけられてからはただずっと見てるだけ。

その視線がたまらなく怖かった。


そしてしばらくして一瞬意識がなくなって、


はっ!と起き上がれた。


急いで部屋を出て、夫と子供のところに行って今あったことを話した。


それから夫の姿をした人は現れなかったが、あれが今まで1番こわい体験だった。