亡き母との思い出の品
母とはずっと上手くやれなかった。
過干渉から逃げるように生活してきた。
着る物も全て母が選び、
フリフリばかり着せられていた。
その反動で兄のお下がりしか着なくなった私がきっと今のルーツw
もちろん、嫌いなわけはないけど、
素直に好きと言えないくらいしんどかった。
結婚して大阪に行ってから、
ようやく笑って話せるようになった。
その位の距離が必要だったんだねぇ。
そんな母が大学生になった。
もちろん、通信教育。
スクーリングで学校に行ったり、
文化祭で一生懸命呼び込みしたり。
とても楽しそうだった。
論文提出の時、私が添削したんだけど、
ほぼ感想文だったのは笑った。
でも、母らしくて良いんじゃないかなーって。
そこから母が少しずつ変わった。
「女性論っていう授業を受けて、
ラスちゃんが言ってた事がなんとなく分かってきたの。」と。
あー、この人凄いなーって思った。
ただただ素直で真っ直ぐで。
やっぱり敵わないなぁって。
そんな母が、
「ラスちゃん好きそうだなと思って」
と買ってきたランプ。
初めて、私の好みに合わせた物だった。
嬉しかった。
母は真面目で一生懸命過ぎて、
こうあるべき!という教育だったので、
初めて私の見ている景色を一緒に見てくれた気がして。
部屋作りをして、
母の遺した物を自分なりに活かして生活する事で、
改めて母のことを思い出す。
そして、会話をしてるような気持ちになる。
頑張って片付けて良かったなぁ。
