出産した日から火葬の日までは3日後だった。
本当は早くした方が良かったと思うけど旦那さんの仕事の都合で3日後になった。
火葬場に向かう車の中から涙が止まらなかった。
赤ちゃんと本当に本当にお別れだという事が悲しくてたまらなくて。
受付の段階から涙が止まらない。
赤ちゃんが小さな棺に入れられ運ばれてくる。
その光景から何度、涙が出ただろう。
まずは火葬される場所を案内された。
「骨は残りますか?」
残らないと言われていたけど、ダメ元で聞いてみた。
「小さいので今は分かりません。終わった後にご案内します。」
と言われた。
赤ちゃんとの最後の対面。
ご焼香をあげて小さな棺をパパがそっと開けた。
かけられていた布が少し変色していた。
そして、赤ちゃん自体少し小さくなっていた。
やはり産んでから3日たっていたからなのかな。
病院で会ったときも小さく感じたが、もっともっと小さく感じた。
でも、やっぱりかわいい顔をしていた。
私は声を振り絞って、
「ごめんね。ありがとう。」
その二言しか言えなかった。
あまりにも悲しくて。
我が子はこれから火葬されるという現実に。
旦那さんとそっと蓋を閉めた。
そしてドアが閉められた。
1時間程かかるという事で待合室で待つ事にした。
そこはキッズルームや飲食できる場所もあって広々としていた。
最初、両家の両親も一緒に火葬場に行きたいと言ってくれた。
でも皆で行くと娘も連れて行かなければいけない。
キッズルームもあったが騒いだりするし、娘に皆の注目が行くのが怖かった。
皆で見送った方が賑やかかなとも思った。
でも赤ちゃんの事だけを考え、赤ちゃんをちゃんと見送ってあげたかった。
だから夫婦2人の静かな見送りをした。
でもこれで良かったと思う。
私達だけじゃなく他のお客さんも居たし。周りの事を考えたらよかったと思う。
赤ちゃんって小さいからすぐに終わるのかと思ったら、本当に1時間くらいかかった。
その時間も赤ちゃんの事だけを考えられた大切な時間になった。
1時間後、名前を呼ばれ収骨室に案内された。
真ん中辺りを覗き込むと、
すごくすごく小さかったけど、しっかりと骨が残ってくれていた。
出産時よりも小さくなってたし残らないと思ってたから、すごく嬉しかった。
なんて親孝行な子だろう。
しっかり生きてた証を残してくれた。
骨が残る程、成長してくれてたんだなと改めて感じた。
でも骨を骨壺に入れたりという作業にやっぱり涙が止まらない。
売店で売られていた一番小さな骨壺の半分にも満たない量だったけど大切に大切に中に納めた。
私は今までありがたい事に、火葬に立ち会った事はなかった。
人は死んだらこうなるんだなと改めて実感した。
初めての火葬がまさか我が子の火葬になるとは。
我が子の火葬はとても辛かったです。
終始ずっと涙が止まらなくてもうたまらなかった。
お昼ごはんを食べて帰ってきた。
帰ってきて不思議な事があった。
勝手口を開けた時、下の方から1匹の蝶々が家の中に入ってきた。
リビングの方に飛んでった蝶々。
あーって思って追いかけたら、蝶々の姿がない!
私は大の虫嫌いなので、どこに隠れたのかと色々と探したけど、なぜか居ない。
旦那さんに話すと、幻覚でも見たんじゃないの?とか言われたけど、確かに見た!
次の日になっても蝶々の姿はなく、もしかして、
あれは、赤ちゃんだったのかな。
なんて思ってしまった。
私が泣いてばかりいるから、
蝶になって出てきてくれたのかなー。
そんな話を旦那さんにしたら
「大丈夫?休んだら。疲れてるんだよ」
とか言われたけど。
あれは赤ちゃんだったと信じたい。
そう思うと嬉しかった。
ママに会いに来てくれたんだねって。