「薬価の強制的引き下げ」や「国の介入よる強制的な医療費抑制」は結局は、日本の製薬会社や医療産業を衰退させることになるのです。
「医療費が高い」と以前から言われているのですが、「今まで医療費が安すぎた」のです。
そのせいで医師や医療従事者の人件費、薬剤費、消耗品などが異常に安くさせられてきており、今は限界を突破してきているのです。
そこで何が起きるか?給料が低いなら、普通は高いほうに移動するのが当たり前です。それは医療から人材がいなくなる、すなわち「立ち去り」が加速していくということです。
ただでさえ、医学部に入る人は優秀な人が多いので、別に他の産業に行っても全然困りません。
素養が高いので、商社やIT企業に入ったり、数学力を生かして経済学分野や経営分野で能力を発揮できますので、別に医者にこだわりがなければさっさとその分野に行ってしまうのは当然じゃないでしょうか??
医学部や看護学部で資格を取っても、病院では働かない。病院ではなく、別の場所・別の産業に行く、ということも非常に増えてきていると思います。
人材だけじゃありません。
製薬企業も「本社機能や工場、販売経路が、日本から立ち去ってしまう」というものが、「ドラッグロス」ではないかと思います。
会社は利益を追求しますので、医師によくある「勉強」「修練」といった精神的なやりがい搾取はありませんので、もっと早く立ち去ってしまうでしょう。