松本旅、続き。
旅館のすぐ裏にある薬師堂。
歩くことが困難だったお客さんが湯治によって治り、
要らなくなった杖を修めて帰ったのだとか。。
古いけれど温かさを感じる
宿に癒やされます。
宿と自然に癒やされつつ、
一番嬉しかったのが、食事です。
一日目の夜。
お、美味しい〜♡♡
二日目の夜。
はぁ〜、幸せ♡
おかずのほとんどを占めるのが
季節の山菜と地の肉や魚。
(刺し身は違ったけど。海なし県だからね・・・)
わらび・ふきのとう・ふき・タラの芽・こごみ
・鮎・鹿肉・・・・・
特に山菜がふんだんに使われていて
しかも、ちゃんと「苦い」んです。
(スーパーとかで買うやつは
ほとんど苦味を感じない・・・)
山菜づくしの天ぷらに
ぬた、ごま和え、、、
「地産地消」の
「産」というより、そこで自生しているもの
という表現が適切かも。
その食品らしい苦味や癖をちゃんと感じられる。
その地で採れた旬のものをいただく。
すんごい嬉しかったし、
豊かさを感じました。
朝ごはん。
前日に裏でわさび菜を見かけ
「これってわさびですよね〜」
っておかみさんと話してたら
朝ごはんにお浸しにして出してくれました。
ピリ辛でご飯が進むやつ。
鼻に抜ける香りも良い!!
やまさんキッチンのときも感じましたが、
カラダの細胞から喜んでる感じ。
何を食べても美味しい。元気出る。
山菜は苦くて食べられないものが多かったにも
関わらず、子どもたちが口を揃えて
ご飯が美味しいって言っていました。
子らよ、わかってるなあ。
こんな感じで水路の脇に生えてて、
瑞々しいこと!!
他にもふき、こごみ、、山菜がそこらに。
その場で採れた旬のものを
シンプルな調理で食する。
私が理想とする暮らし。
そしてそれは、かつての私にとって
当たり前だったもの。
(実家は岐阜の山奥)
あぁ、この感覚が原点で理想なんだなぁと。
自然の中で研ぎ澄まされて
本音が出てきました。
もう、好きでもないことや余分なことに
時間やお金を使ってるヒマなんてないのよ。
思い描いているものがあるなら、いつまでも
「いつかは…」って言ってないで
近づいて行かなきゃ。
やれることやらなきゃ。
そんな決意を新たにした
松本旅でした。