今日は仕事で、JICA(国際協力機構)の講演に参加する機会がありました。
そこですごい発見があったので、シェアします。
自分の話をしますね。
わたしは小さい頃から
自分の知らない世界を知りたい、
自分とは違う生活・環境・考え方の人たちのことをもっと知りたい・関わってみたい
という思いが強く、海外への憧れもとても強い子でした。
しかも、正義感・使命感?みたいなものもすごくあったので、
途上国で働きたい!
国際協力に携わりたい!!
という気持ちも強く、JICAは就職先候補のひとつでした。
学生時代にはアフリカ・モザンビークで滞在してボランティアをしたり、
イギリスで現地NGOで働いたりなど、できることをやってみたりもしました。
就職活動でも、JICA他の機関を受けたり、
就職後も途上国とのかかわりを持てる仕事へ転職活動してみたりしたのですが、
最後の最後で踏ん張りが効かなかったんです。
どういうことかというと、
試験の1週間前くらいから急にやる気がなくなって勉強がペースダウンしてしまう
エントリーシートの提出がギリギリになってしまう
試験に着くのにギリギリで、余裕をもって受けられなくなる
みたいなことが結構あって。
就職活動は何十社も受けているのに、「ここは!」
というときに限って、です。
(まあ、全体的に手一杯でしたけどね・・)
そんなことをするうちに、
ああ、なんて自分は頑張れない子なんだろう・・・・
どうしてチャンスを自分から遠ざけてしまうんだろう・・・・
そんなふうに低く自己評価し、「チャンスに弱い自分」
みたいなレッテルを自分で貼っていました。
(前置きが長くなってしまった・・・・)
で、今回JICAの活動のお話が聞けるということで、楽しみにして行きました。
その中の一人、青年海外協力隊でスポーツ(サッカー)派遣され、
現地(ラオス)でサッカーを教えたり体育指導をしてきた方の話のなかで、
・どうやって継続して活動をしていくか
・団体指導やルールを守ること
・特定の選手を選抜すること
・計画書の作成
のようなワードがたくさん出てきました。
最初はルールも守らず集まりもしなかった子たちが
だんだん集まってくるようになって、ルールを決めてできるようになって、
最後は首都である大会にも出れるようになった!
みたいな話で、とても熱量大きくはなしてくださったのですが・・・
(とてもいいお話だったのですが)
全然萌えませんでした(爆)
それどころか、
「うわー、ルールをつくってそれを浸透させるように働きかけて、
(罰則まで決めて)、粘り強く指導していくとか・・・・無理やな、自分。」
と思いました
これは協力隊の方のお話で、しかも活動報告の一例なので、
JICAがやっている活動のすべてではないでしょう。
でも、わたしがそもそも目指していた先、途上国での仕事には
ルールづくりや
一貫性
計画
みたいなものが必ずあったはずなんですよね。
でも、それらには全然魅力を感じない。
だから、
うわっ、ムリー
って心では思っていたはずなのに、
やりたいことだから!!
って言い聞かせてそっちへ向かおうとしていたんだと思います。
でも、心が無理だからそりゃあ無理だよね。
やりたいやりたいって思ってたけど、本当は違ったんだな。
自分は土壇場で頑張れないって思ってたけど、そうじゃなかったんだな。
そんなことがすーっと肚に落ちて、
なんだ、いままでは頑張る方向を間違えていたんだな、、、と納得しました。
とはいえ、海外への興味や途上国への思いがなくなったりそれが否定されるわけではありません。やりかたがちがっただけ。
みなさんにもあるかもしれませんよ。
自分は頑張れない子だ
とおもっていても、
頑張れないんじゃなくて、頑張る必要がない場所で頑張ろうとしてないか?
もっと別のやり方で、
あなたらしくできる場所があるのかも。
ちょっと振り返って、手放してもいいタイミングかも知れませんね。