雨が続いていますねー。
毎年9月はまだ半袖、朝晩長袖かな~くらいで過ごしていた気がするんですが、気温がぐっと下がってジャケット出しました。
☆「ある」前提で生活する
なにか欲しいものがあってちょっと手が届かない時、
「お金があったらな~」
「もう少し安ければなー」
ってつい言ってしまいまうこと、ないですか。
お金が「ない」
時間が「ない」
余裕が「ない」
自分には似合わ「ない」(釣り合わない)
とか、ないない言ってると本当にない状態になってしまうので要注意です。
「ない」「できない」
と口に出していると、人の脳はそれに合う理由を探してその状況にあうように変えてしまうそうです。
だからお金がないと言っていると、お金がない状況を脳が作り出してしまうし、できないと言っていると出来ない状況が目の前に現れるんです。
怖いですねー
ホラーですねぇ~(ホラーマン風)
だから「ある」前提で生活するんです。
私が好きな噺(落語の演目)をひとつ紹介します。
男(八五郎)は家賃を溜め込んで払えなくなったため引っ越しをすることになった。住んでいた長屋を出ていく際に家財道具の一切を古道具屋に売ってしまいます。
引越し先で手元に何もないため、近所に住む知人の画家に豪華な家具や日用品の絵を壁一面に描いてもらう。
夜、絵だとは知らずに目の悪い泥棒が入り、盗もうとするが絵なので盗めない。
泥棒は絵だとわかったけれどそのまま帰るのも面白くないので盗んだ「つもり」になって帰ろうとするが・・・・・・
「だくだく」という噺です。
落語の面白さやこのハナシのオチは一旦置いておき、わたしが良いと思うのは男が知人の画家に向かっていう台詞です。
画家:「絵に描いたって何もありゃしないじゃないか」
男:「良いんですよ。ないと思うから辛いんだ。お金は「ある」。ほうぼうに貸していて、いま手元にないだけで、お金は「ある」んですよ。まだ返ってきてないだけで。女だってそう。本当はモテるんだ、もう女房はいるんだと、、、だけどもいまはそこを通ったあの男に貸しているんだ・・・・」
「ある」という前提で生活をするんです。
お金がなくても全然悲壮感がないですよね。
なんか、何かあったら助けてあげたくなる、てを差し伸べてあげたくなる感じしません?
なくて困ってるからなんかちょうだいよ!
じゃなくて、
ないの?じゃあ助けてあげるよ
と言われそうな。
実際の噺ではそこまで描かれていませんが、たぶん助けや棚ぼた的なラッキーがあって上手くいきそうな気がします。
もしくは良いアイディアで商売が上手くいくとか。
ないと思っていると、本当に何もない気がしてきます。
あると思っていると、「ある」ものを見ることが出来ます
(絵を描いてくれる知人や、絵を描いてあるつもりで暮らそうと思うアイディアがありますよね、少なくとも)。
「ある」と思えると、物事を良く捉えることが出来るようになります。
自分でコントロール出来るものが”気分”なら、「ある」ものに目を向けて気分よく過ごしたほうが良いですよね。