前回書いた優しさ

 

はて…。身内やその他の他人に優しくして、どうなるの?

 

と思ってる方、いらっしゃると思います。

 

では逆に、ある一家が、身の回りの人に冷たく、思いやりのない態度をしたとします。

(仮定です。)

 

息子が母親に反抗。

「黙れクソババア!お前の子供じゃなければ良かった!」

 

きっとこのブログを見ている方は、そんな事言わないと思います。

とてもこの言葉が母親にとって辛いと言う事がわかる人だと思うから。

 

しかし言ってしまったと仮定して、かわいい我が子がいつの間にか罵声を浴びせるようになり、母親はとても悩むのではないのでしょうか。

 

 

そして母親は、父親(夫)に相談します。

 

しかし、ここで夫も

「子供の事はお前に任しているだろう。疲れているんだ。」

「毎日家にいるんだから、それくらいなんとかしろ。」

 

冷たい態度で聞く耳もたず。母親が泣きそうになりながらも、この日が終わってしまいます。

 

そして次の日も次の日も息子からの罵声を浴びてしまいます。

夫は知らんふり。

 

そんな日が続けば母親はどうなるのでしょうか?

 

虐待に走るのでしょうか?

万引きに走るのでしょうか?

夫を殺害してしまうのでしょうか?

 

もしかしたら、この時点で罪を犯してしまうかもしれません。

 

しかしこの母親は罪を犯しませんでした。

その変わりに…。

近所の引っ越してきた若奥様をいじめていたのです。

 

「あなたのとこ、産まれたばかりの赤ちゃんの声がうるさい!どうにかして!」

若奥様の夫がいないスキを狙ってインターフォンで怒鳴り込みます。

 

近所の人達と若奥様の嘘の噂を広め、

児童相談所に子供を虐待してると嘘の通報をし、

郵便受けに生ゴミや虫の死骸を入れるのです。

悩んでいた母親はいじめる事によってストレスを発散していました。

 

 

一方、夜中も起きて新生児の世話をする若奥様は、疲労と嫌がらせで精神的にも肉体的にもボロボロになってしまいます。

 

誰にも相談できず、ストレスはピークに。

 

そんな時に目に入ってくるのです。

 

初めての赤ちゃん。

 

なぜこんなに泣くのか。

 

うるさいな。

 

 

これが負の連鎖です。

この後、赤ちゃんはどうなったのか。怖くて書けません。

 

いやいや、作り話なんだから、こんなことあるわけない!

そう思ってる人も少なくないはずです。

 

でも考えてみてください。

 

育児ノイローゼ

若者の自殺

ドメスティックバイオレンス

モンスターペアレンツ

パワハラ

(ネットでの)誹謗中傷

 

 

こんな言葉が世の中に溢れている事を。

 

皆どこかで誰かにストレスを与えてしまっている

のではないでしょうか?

 

私はこの負の連鎖が、犯罪や虐待へと繋がっていってると考えています。

 

 

決して他人事ではないのです。

 

長くなりましたが、次回は後編を書いていきたいと思います。