MRIの検査結果の日
初めて
人生には1人で乗り越えられないものが存在することを知った。
癌と診断された日から
1人でなんとかしようと必死になっていた。
早期の癌…
日帰りの手術…
誰にも頼らなくても
1人で検査に行き
1人で手術を迎え
何事もなかったかのように
日常に戻る。
いとも簡単に乗り越えられると、そう思っていた。
でも、現実は違った‼️
今回ばかりは、そうさせてくれなかった。
1人でなんとかしようとすると
しこりが大きくなったり
新たなしこりが見つかったり…
もうどうして良いか、分からなくなっていた。
「お願い、今、あなたは何を私に教えようとしてくれているの?
お願い、聞かせて‼️ お願い‼️」
私は、必死になって、左胸に聴いた。
すると
「茨城」と言う文字が浮かび上がった。
そうだ、そうだ、
私は、茨城に帰るのだ‼︎
父と母の元に帰るのだ‼︎
もう頑張らなくっていいのだ‼︎
もう1人でなんとかしなくっていいのだ‼︎
帰ろう、帰ろう、帰ろう…
父が暴力を振るった時も
母が家出をした時も
学校でいじめにあった時も
誰にも言わず
1人で戦って来た。
1人で乗り越えて来た。
でも、もういいのだ‼︎
もう、頑張らなくていいのだ‼︎
「ありがとう。私は大事なことを忘れていたんだね。
ありがとう。必死になって大切なことを教えてくれていたんだね。
ありがとう、ありがとう、ありがとう…」
自分の身体を傷つけてまで
自分の命を削ってまで
教えようとしてくれていたこと。
本当に、本当に、ありがとう❤️
今日も最後まで読んでくれて、
ありがとう。