乳がんのしこりって
小豆みたいな大きさで硬い
と言われる
模型を触ってみて
確認したことだって
何度もある
でも
ちっとも分からなかった
私のしこり
ふにゃふにゃしてる(笑)
「先生だったら
このしこり分かる?」
聞いてみた
「いや、僕にもこれは分からないや」
と返ってきた。
それから
常に自分で触診していたこと
違和感を感じればすぐに病院に行って来たこと
今までの経緯を
全て先生に話した。
「先生、私…優秀でしょ?」
と言ったら
「そうだな、優秀だな」
って笑ってた。
先生との会話はいつも楽しいの。
5月19日に乳がんと診断されたのは
四ツ谷のクリニックだった。
先生はいつもはもっと大きな病院で
勤務されている。
「先生、これからどこで治療してもらったらいい?」
今思うと
まるで
「今度のランチはどこにする?」
と大して変わらないテンションだった(^_^;)
先生も
びっくりした様子で
今後のことを説明してくれた看護師さんにも
あまりの冷静さに大丈夫?と聞かれてしまった。
(今日は6月10日)
今から思うと
この頃の私は
重くてなかなか脱げない大きな鎧を
大切に大切に身にまとっていたのかもしれない
子供の頃からそう
いつだって
何があっても大丈夫‼️
強い私を…そう、装うっていた
今思えば
泣き崩れたかった
ガンになると分かっていてもだ‼️
これから
何重にも重なっている鎧を
一枚一枚脱いでいくのだ
な〜んにもない私でも
ちゃんと愛されるってことを
いっぱいいっぱい感じるのだ
これが
私がガンになった最大の理由であることは間違いない
病気はギフト、贈り物なのだから
これから何をもたらしてくれるのだろう
今日も最後まで読んでくれて
ありがとう。