こんばんわ。
らんです。
私の片足には
人工関節が入ってます。
最近
人工関節じゃない方の足が痛い。
歩いていて方向転換するとき
股関節がズキッとする。
去年の冬も痛めてたから
寒いとなるなのかな?
整体の先生に聞いてみたら
「股関節の可動域が出ないと、無理な力がかかってしまうので」
やっぱり
筋肉の強ばりが原因らしい。
私は猫背なので
歩き方に影響してくるらしい。
太ももの前側の筋肉ばかり酷使して
内腿、お尻の筋肉が使えてない。
筋肉の使い方のバランスが悪い。
部分的なストレッチだけでなく
からだ全体を連動させる動きを
教えてもらいました。
このストレッチで主に伸びるのは
肩の前側の筋肉。
まぁわかっていたことだけど
私のからだ、かったっ
全然ストレッチできてない。
「…もう限界です」
先生が苦笑する。
いつも通り
最近は
こんなことでいちいち凹まない。
自分にできる範囲のことを
継続してやる。
現状維持できれば御の字。
「手術してからは、術足の方じゃなくて、手術してない方の足ばっかり痛くなるんですよ。」
「それは、術後の経過がいいということです。術足の痛みを抱える患者さんはたくさんいますから」
確かにそれは言える。
術足の股関節は
完全に元通りにはならなくて
あぐらをかくことはできない。
それでも
日常生活で困ることは
ほとんどない。
ちょっと難儀するのは
足の爪切るときくらい?
ここまで回復できるとは
思ってなかった。
「先生には本当に感謝してるんですよ。自分1人では、絶対にここまでちゃんと動けるようにはなってないと思うから」
先生にそう伝えたら
少年のようにかわいい笑顔で
「ありがとうございます」
と返してもらいました。
クリティカル・ヒット
感謝を伝えるって大事
人工関節の手術後は
禁忌とされている動作がある。
正座、しゃがむ、
椅子に深く腰かける、等。
筋肉がつく前にこの動作をすると
人工関節が脱臼してしまう。
何ヵ月もかけて
できる動作が徐々に増えていく。
入院中は
毎日リハビリがあるけど
ほとんどの病院では
退院後は自己管理。
通院でのリハビリはない。
そうなると
素人である患者は
どこまで動いていいかわからなくて
術足を
あまり動かさないようになる。
動かさなくなると
筋肉が拘縮してしまって
せっかく手術をしたのに
関節をスムーズに動かせなくなる。
私は退院後わりとすぐに
先生にお世話になっていて
からだの様子を見ながら
ここまでの動きならやってもいい
この筋肉を鍛えるといい
と段階的に教えてもらっていたので
ここまで動かせるようになった。
赤ちゃんのとき
股関節の脱臼が見つかった。
普通に歩けなくなっていた。
どの病院でも匙を投げられて
親があちこちの病院を探して
ようやく手術してくれる先生を
県外まで行って探し当てた。
そんな苦労があったから
退院した後
「絶対に無理をしないように」
「足を広げるような動きはしたらあかんよ」
親にはそう言われ続けてきた。
そうして
あまり股関節を動かさないまま
大人になり
かっちかちの
今のからだができあがった(笑)
難しい手術をしてくれた先生と
あきらめずに
病院を探し続けた両親には
感謝しかない。
ただ
もしあのとき
病院側で
退院後の指導をしてくれる
そんな体制が整っていたら
今の私は
人工関節になっていなかったかも
とも思う。
「本当は、手術した後の管理まで最後までできる体制が、病院にあるといいんですけどね」
先生はよくそう言う。
先生が
以前勤めていた病院を辞めて
今の整体院に移ったのは
それが理由の1つみたい。
整体は自費診療になるので
治療費は高くなる。
病院がダメなら
整体でも
保険内でリハビリできるように
取り決めてくれれば
手術を受けてよかった
そう思える患者さんが
もっと増えるだろうにな。
人工関節であろうとなかろうと
関節の可動域が狭いと
関節の1点に負荷がかかるので
関節の消耗は早くなる。
負荷を分散させるためには
関節の可動域を出していくこと。
これに尽きるそうです。
からだが柔らかければ柔らかいほどいいという話でもなくて、適度な可動域というのがあるらしい。難しい💦
せっかくここまで
動けるようになったんだから
地道にストレッチ筋トレして
人工関節も
天然関節(そんな呼び方?)も
大切にしていこうと
改めて思いました。
ブログをたずねてくださった皆様
ありがとうございます。
それではまた