おはようございます。
らんです。
らんです。
放課後登校を続けている長男。
以前は
家の玄関から出るのもやっとで
車で学校に着いても
どうしても車から出ることがてきない。
そのままUターンして帰る
ということもありました。
でも今は
生徒が周りにいなければ
「じゃ、行ってきま~す。」
とあっさり車から出ていけるし
晴れているときは
自転車で登校できるまでに。
レベルアップしたなぁと思います。
先日
雨が降っていたので
長男を車で学校に送っていきました。
職員玄関に1番近い所に停めるのですが
すでに車が停まっていたので
その車の隣に停めました。
長男はささっと出ていき校内に入りました。
戻ってくるまでそのまま待機。
ふと隣の車を見たら
助手席で泣いている男子生徒。
これは…もしかしてお仲間かも。
昔の記憶が甦る。
出席日数がなければ
入れる高校なんてないと思っていて。
このままでは
この子の将来が閉ざされてしまう。
せめて放課後登校だけでもと
焦っていたあの頃。
なんとか登校させようと
なだめたりすかしたり
結局最後には圧をかけたりして
長男を学校に送っていっていたあの頃。
長男も私もぼろぼろだったなぁ。
今は休ませてあげた方がいいのか。
でもこのままずるずると休んだら
もう2度と復帰できないかもしれない。
なにが正解なのか
どうすることがこの子のためになるのか
全くわからなくて
闇の中で出口を探してあがいていた
あの頃の私たち。
隣の車の中で
お母さんと男子生徒がなにか話している。
近くに誰かいるだけでストレスだから
きっと隣の車に私がいることも
あの子にとっては苦痛なんだろうな。
顔を反対方向に向けて
できるだけ気配を消してみる。
でもこれでも気になるだろうな。
あの男の子の視界から外れるように
少し離れた所に車を移動しました。
しばらくして
お母さんが校内に入っていき
担任らしき先生を呼んできました。
先生は
窓から助手席を覗きこんで
様子を見てからドアを開けたけど
すぐに閉められてしまって。
今度はお母さんの方に行って
窓越しになにか話しかけ。
また男子生徒の方に行って拒まれて。
それを何回か繰り返してました。
しばらくして
その車は帰っていきました。
見えなくなるまで
一生懸命手を振る先生。
みんな苦しんでるなぁ。
昔の私たちを見ているようで
胸が締め付けられました。
大丈夫だよ。
息子さん、なんとかなるから。
今はそんなこと思えないだろうけど
絶対に絶対に大丈夫だから。
全然知らない人だけど
心の中で必死にエールを送りました。
そして思いました。
私たちが
どうしたらいいのか
なにも前に進めないままあがいていたとき
世界に私たちだけのような
味方は誰もいないような孤独感を
感じていたけど
本当は
私たちを見守ってくれていた人は
たくさんいたのかもしれない。
直接関わってくれた
学校の先生、適応教室の先生、
カウンセラーさんだけじゃなくて。
今の私みたいに
全然知らないところで
秘かにエールを送ってくれている人が
いたのかもしれない。
合格発表の日
長男の合格の知らせを聞いたのは
学校の駐車場で、でした。
担任の先生もいて
今後の話とかしてたから
感動に浸ることができなくて。
うれしい感情を感じきることができなくて
少しくすぶってたのだけど。
長男の合格記事に
たくさんお祝いコメントをいただいて。
自分のことのように
喜んでくれたのが本当に嬉しくて。
皆さんからのコメントを読んでるうちに
だんだん実感が沸いてきて
あぁ、合格したんだなぁ
長男のあきらめない気持ちが
自分の道を切り開いたんだなぁ
長男も私も
よくここまでがんばってきたなぁって
これまでのこととか思い出して
ようやく泣くことができました。
不安に押し潰されそうになっていると
味方なんて誰もいないと思ってしまうけど
そんなときでも
必ず誰かが見守っていてくれる。
気づいていないだけ。
高校合格がゴールじゃない。
入学してからも
また色々な壁にぶつかって
前に進めなくなってしまうかもしれない。
不安に押し潰されそうになることは
きっとあるだろうから
そんなとき
頭の片隅にでも
そのことを覚えておきたいな。
人の想いは
人を救う。
いつも
ありがとうございます。
ブログをたずねてくださった皆さま
ありがとうございます。
それではまた
