こんばんわ。

らんです。




私が20代の頃

まだ実家にいたときの話です。


庭に車が停めてあったのですが

ある夜、家の外に出たら

その車の後ろに

なにかの気配を感じる。



見たら

車の背後に

ぼんやりと白い丸いもの。

その真ん中にはオレンジ色に光る発光体。


…ん?なにあれ?

つるんとした白い頭に

オレンジ色に光る目。


私の頭が出した答えは

「う、う、宇宙人⁉」

👽 ← こんな感じのヤツ。


いやいや、そんなはずない。

あれは作り話。

宇宙人なんているはずない。


そうは思うものの

宇宙人じゃないなら

じゃあ、あの物体はなに?


私の知る限り

あのような見た目のものは

もう宇宙人以外ない。

ずっとこっち見てるし~滝汗


なに?

地球人を連れ去りに来たの?

私を狙ってる?

それとも

たまたま目が合っちゃっただけ?

こういう場合

動物なら

目をそらした瞬間に襲ってくるとか言うし

目はそらさない方がいいの?


頭が混乱状態のまま

宇宙人と見つめあって対峙すること数分。


恐怖に耐えられなくなって

「おがあざ~ん!助けて~!
    連れ去られる~えーん

と力の限り叫びました。


何事かと母親がやって来て

「大きい声出してどうしたんや?」

「車のとこになんかいる~えーん
    あれ、宇宙人やろ~?」

と半泣き状態でしがみついたら

「…はぁ~。」

とため息が聞こえ。


「ちょっと待っとれや。」

怖がる私を1人残し

家の中に入ってしまいました。

しばらくして戻ってきた母親の手には

私の眼鏡が。

「よ~ぉ見てみ!」


眼鏡をかけて

恐る恐る宇宙人の方を見たら

その正体は…
















「ヘルメット」でした。

車の後ろに停まってた中学生の自転車

前かごのとこにヘルメットが乗せてあって

私の方から見たら

自転車が車で隠れてて

ちょうどヘルメットだけが見えていた状態。


街灯に照らされて

オレンジ色の反射材が光っていたらしい。


あの頃は

勉強するとき以外眼鏡を外していたので

ぼんやりとしたシルエットしか見えず

私の脳みそは

過去の経験と照らし合わせて

宇宙人👽と識別したみたい。


チャンチャン♪




20歳過ぎたいい大人が

ヘルメットを宇宙人と見間違えて

「連れ去られる~!」

って叫ぶなんて

お恥ずかしい限り(/-\*)


20年以上経った今だから

もう時効かなと公開できるお話です。





と、ここで話を閉めたかったのですが

ふと。


あれは本当にヘルメットだったのか?

私が目撃したものは

やっぱり宇宙人だったのではないか?


本当の私は

あのときすでに連れ去られていて

今ここにいるのはダミーの私。

周りの地球人に気づかれないように。


宇宙人だと思ったら

実はヘルメットでした~。

チャンチャン♪

って脳内記憶を埋め込まれて

『らん』という人物とすり替えられて

すり替えられたことすら気づかず

『らん』として生きている。

これが今の私。



そんなイメージがふと沸いてきて

怖くなりました。





ブログをたずねてくださった皆さま
ありがとうございます。

それではまた照れ