2018年10月28日。

世間がハロウィンで浮かれる中、

私の人生で忘れられない、大切な思い出がひとつ増えました。

 

北出菜奈様の15周年記念ライブへ行って参りました。

 

十字架NANA KITADE 15th ANNIVERSARY -PRINCESS OF PUNK NOT DEAD - 『PERDITION』

 

13歳、中学生のとき。

部活に行く前にチラッと見たアニメの主題歌が

歌詞も曲調もロックで可愛くて、

誰が歌ってるんだろ?と調べたのがきっかけ。

 

当時の私はバレーボール少女で毎日ジャージで過ごしていて

ショートカットで下げパンで汗っかきで男っぽくて
可愛いとかフリフリとかは似合わないし

憧れはあれど、友達にも馬鹿にされそうで

どっちかというと苦手でした。

(まさに下妻物語の桃子に言わせれば「最悪」な女…笑)

 

でも、姫の「希望のカケラ」を聞いたとき。

キュートでポップな世界があるんだって、

似合うからこの世界で生きるわけじゃない、

好きだからこの世界で生きたいんだって思える場所。

自分の中の理想は絶対であって、自分以外の誰の意見も意味をもたない世界。

好きなように、好きなものを選んで生きていく世界。

姫は私にとって生き方も考え方もファッションも好きになるものも

全てに影響を与えてくれた存在でした。

まさに私の中学生生活は姫とともにあったといっても過言ではないです。

 

今はやっと大人になり、自分のことは自分で出来るようになり、

好きなことを好きな時間にできるようになりました。

さすがにロリィタはもう着れないけど、

自分の好きなものを好きといえるようになった自分が好きです。

そして、やっと姫のライブにも行けるようにもなりました。
 

 

 

 

 

場所は渋谷eggman。

ロリィタでロックにあこがれていたあの頃の私にとって憧れのライブハウスで

あの頃姫がよくライブをやっていた場所、

そしてあの日姫が立つことのなかったステージでした。

当時は(いや、今も、だな笑)田舎の芋娘で、高崎に行くだけで都会に行った気分になってて

東京なんてとってもとっても遠い場所のイメージで

ライブなんてひとりで行く勇気もお金もなくて

憧れの人に会うなんて畏れ多すぎてきっと顔も見れなくて。

そんな、もはや”崇拝”とまでいきそうなくらい好きだった姫。

今の私を作り上げてるのはほとんど姫で、今好きなものは大体姫につながってて、

今もあの頃も何度姫に救われたか分かりません。

 

 

くまアイスSETLIST

キスをください

PUNK & BABYs

Pureness

dark snow angel

DEATH SHOWCASE

I Love You And Kiss Me

想い

遺留品

Make-Believe

Just A Day

螺旋

赤い花

アントワネットブルー

消せない罪

悲しみのキズ

Kiss or Kiss

The End Of Darkness

愛 欲 Free

Under Babydoll

-*アンコール*-

サイレン

月華 -tsukihana-

撃たれる雨

-*Wアンコール*-

希望のカケラ

 

 

姫がロリィタで現れた瞬間、現実か夢か分からないくらいクラクラしてしまって。

 

 

そしてまさかのフリー撮影タイム!

 

 

 

 

 

 

 

 

姫は相変わらずただのロリィタで済ませない、ファンキーロックな女の子なのでした。

お茶目でキュートな姫がだいすき!

 

 

そして西川先生。私の中で姫と西川先生は切っても切れない関係なのです。

(本人たちがどう考えているかは別として。)

姫をのばら先生の本、「ミシン」と出会わせてくれたのは西川先生だったとのこと。

そしてあの頃の姫がMILKを支えに生きていたんだと。

おかげで私たちが姫に出会うことができました。ありがとうございます。

お洋服は私の城だっていうのが姫と嶽本野ばらせんせもゆってて、

ちょっとはあの頃の私が救われた気がした。

そもそも姫を好きになって西川先生を知ったわけですが、

その後に全く関係のないところでももクロを好きになり、

そこでまた西川先生のギターを聞けるとは思いませんでした(笑)

何かもう全ては繋がってんだなと感じる……。

私の好きなものには西川先生が着いていてくれます。先生のギターが好きです。

 

ピンク薔薇

 

自分が楽しんでみんなも楽しめるのがいちばん。だって私は私が好きなことをしてるから。

っていう姫の言葉がとっても姫らしくて素敵で。

 

終演後は、お手紙を渡しに行く子たちをみんなで見守り…。

あんな中緊張しちゃうよねそりゃね。

姫とお話ししながら泣いちゃう子が何人もいてそれを優しく抱きしめてあげる姫を見て、

「あぁこの子達にとっては本当に神様のような存在なんだなあ」って感じました。

ほんとにほんとに申し訳ないけど会話の内容をちらりと聞いてしまって、

でも私と同じこと考えてる子がたくさんいて、何様だよって感じだけどつられて泣いてしまった。

私はまだ姫の前に面と向かって立てるほど自分のことを認められていないのだけど。


楽しく生きたいよね、楽しいことばかりが人生じゃないけど、と姫が言ってた。

姫が戻ってきてくれたから私はもっと楽しく生きていけるよ。今も楽しい。

私はあなたがいるから幸せ、とかあなたがいるから生きていける、とか

誰か1人に依存したり誰か1人に責任を押し付けることはできないけれど、

私が私として1人で立っていられるとき、私が私を認められたときに

一緒にいられることが幸せだと思う。
理解なんて求めてないよ。息の続くまで。

 

赤薔薇

 

 

13歳、あの日初めて聞いて虜になった曲は、フリフリのロリィタを着た姫が

メルヘンロックな世界でギターをかき鳴らしていた「希望のカケラ」でした。

そしてこの日、ダブルアンコールのラストに歌ってくれたのも希望のカケラ。

そんな特別な曲を15thという特別なライブで、

あの頃のままのロリィタをまとった姫がラストに歌ってくれたこと、

そしてそれを嘘みたいな近さで聴けたこと。

もっともっと特別な曲になったし、一生忘れない日になりました。

姫に出会えて私は幸せ者です。 

 

「かわいい!」って言われると「なあに?」って聞き返すくせに

もう1回「かわいい!」って言うと「お洋服がね〜」って返す姫が本当に可愛くて愛おしくて。

30thライブしようね?言ったからね!?
ずっとずっと、永遠に私の女神様でお姫様で大好きな人。
あなたに出会えた"運命でも偶然でもない何か"に感謝します。
 

「眩しい奇跡を信じながら生きてゆくのは悪いことじゃない。」

神様よりも信じてる。らびゅ ♡ ♡