ご来館ありがとうございます(・∀・)/

2月6日に、現代能楽集Ⅶ『花子について』を観劇しました。
花子について
「ポストトークで萬斎さん出演するよ!」とフォロワーさんに勧められ、今回チケットを取りました。
次の日がテストだったこともあり、学校から直で劇場へ。もちろん制服ですw
劇場はシアタートラム。世田谷パブリックシアターの裏手、ちょっと隠れ家のような劇場です。
小規模で、舞台と客席が本当に近くて、私の理想の劇場w

演目はこちら↓
能「葵上」/狂言「花子」/能「班女」~三島由紀夫作「近代能楽集『班女』」より
[監修]野村萬斎 [作・演出]倉持裕 [振付]黒田育世 [出演]片桐はいり / 西田尚美 / 近藤公園 / 小林高鹿 / 黒田育世

伝統芸能である能楽を現代に通じるように再構成したものが現代能楽集。
30分程度のショートストーリーが3つといった感じで、原作を知っている方はもちろん、何も知らなくても楽しめます(^-^)/

「葵上」は舞踊に変化。台詞はほとんどなく、葵上の恨む感情を体で表現されてました。
照明や音楽が合っていて、釘付けになってました!メモを取ることを忘れ、終止俳優の演技に魅せられていました。

「花子」。以前テレビで萬斎さんの「花子」を観ていたので、話がすんなりと解りました。
「昔もこんな人いたんだね~今も昔もかわらないじゃん!」と思えた話なので、再構成しやすかったような気がします。
しかし、やはり昔の話なので、現代風にアレンジする、ありそうな風景を創りだすのは大変だったと思います。
でも、しっかりと現代版「花子」になっていて、狂言と重ねながら、これはこれで別物だな!と楽しめました!終止大笑いですwww

「班女」は三島由紀夫さんの『近代能楽集』から再構成。この『近代能楽集』は、現代能楽集のように、三島由紀夫さんが戦後の日本でも通じるように、いくつかの能を再構成させた戯曲集です。
以前、蜷川幸雄さんがこの『近代能楽集』の「卒塔婆小町」と「弱法師」を舞台化させ、「弱法師」に藤原竜也さんが出演されてました。
現代の代名詞、ネット社会を使って、再構成!
とても面白かったです!シリアスさ、狂女・花子の演技が素晴らしかったです^^

ポストトークでは、萬斎さんと演出の倉持さん。
「能楽の骨組みは残し、部分をどう遊ばせるか」
600年の歴史を持つ能がなぜ廃れることなく、現代でも親しまれるか、それは能楽のプロットが強力だからだそうです。
現代でも通じる本質があるからこそ、芯の通った能楽は再構成しても楽しめます。
「ストーリー演劇」が主流の現代だからこそ、能楽はたくさんの方に観て頂きたいと私は思いました。

休憩時間、受付前のホールで仲の良いフォロワーさんと感想をお話ししていました。
そこに、メガネ姿の萬斎さんが!!!!!
マスクにメガネでしたが、お声と立ち姿、オーラですぐ解りますww
ポストトーク付きって素晴らしいなぁ・・・と感動。
また次回も観に行きたいです!