本当は、「癌は告知すべきか」について書こうと思ったけど、今や、乳がんはじめ、
癌の治療は多くのかたがやっているから、癌は告知すべきかの議論をするまでもないなと思い、それについては、書くのをやめることにした。
余命宣告について、書こうと思う。
癌と告知されて、それまでは気は元気だったのに、一気に、気持ちまで病気になる場合がある。
癌の初期の段階、治療を続ければ十分に長く生きられる段階なら告知をすべきだと思うけど、
癌が見つかった時が既に末期で、それで、、末期がんと余命宣告を同時に告げられるのは、酷だ。
酷だという一言で片づけられないほど、酷だ。
余命宣告は、必要か?
それは、その人により異なると思う。全ての人に、余命宣告は必要ではないと思う。
私だったら、余命宣告は、聞きたくないと思う。
自分の父は、癌が見つかったのが末期で、同時に余命宣告もされ(とても短い)、
正直なところ、癌での病気ももちろんそうだが、それ以上に、気持ちの問題がどんどん体をむしばんでいたというか、もう最後のほうは、生きる気力もなくなり・・・癌だからというより、もう気力も免疫力も低下し、本当ならもう少し生きることが出来た状況だったけど、最後、生きることを諦めてからみるみるうちに悪くなって、宣告された余命よりも短く一生を終えてしまった。
その時の、国立の病院の先生も、気持ち、気力も大事だと言っていた記憶がある。
同じ病気の状態で、もう無理だ駄目だと思って生きるのと、「どうしても生きてやる」と思って生きるのとでは、
少なからず、その日までの道のりと、結果生きられる期間が違ってくると思う。
本当はもっと色々書きたかったが、難しい問題にもなってしまうし、父が行っていた病院名を出すのもどうかと思ったので、ここまでにしておく。