私は胎嚢確認後に流産した経験が複数あり、
不育症検査を受けていた。
プロテインS欠乏?などという血液凝固してしまう体質と判明し、
赤ちゃんと栄養のやりとりができるよう
血流をサラサラにする治療が必要と言われた。
方法は
①バイアスピリンを1日1錠(飲み薬)
②ヘパリンを朝晩2回の自己注射
があり、
不育症クリニックでは
私の検査結果を見る限りは
①で十分と言われて飲んでみたが、
そのあとも心拍確認後の流産が起こった。
そのときに本当に飲み薬だけでいいの?
と葛藤したが、注射が嫌すぎたし
何より先生は飲み薬でいけると言うので
同じ治療を続けることにした。
それから半年以上経ち、
移植が実らない日々が続いた頃
親しい友人から出産報告が入ってきた。
妊娠したことすら知らなかった。
たしか妊活し始めると聞いてから
そんなに経っていないから
すぐ妊娠できたんだろう。
ものすごくショックで
自分の妊活を見つめ直した。
そして
私も絶対妊娠・出産したい。
そのために出来ることは全部やろう。
後悔したくない。
という思いが強くなり、
残された治療のステップアップとして
ヘパリン自己注射をやろうと決めた。
夫に相談すると
まずは病院にも話をしてみたら?と言われ
すぐ予約した。
先生は
「やる必要が必ずあるとは言えないが
前回飲み薬でうまくいかなかったし
あなたが希望するならやりましょう」
と了承してくれた。
事前にブログで調べていたコツである
注射する部位を冷やすと痛くない、
打った後押さえるとあざになりづらい、
という工夫は効果があるのか聞いたところ
お腹に赤ちゃんがいる状態なので
冷やすのは好ましくないし、
強く押す必要もないと言われて
自分なりに試行錯誤することにした。
どこかでヘパリン自己注射を
不安に思っている方の参考になればと
私の体験内容を書いておく。
痛みの段階
①全く痛くない:20%
②針は感じるが大して痛くない:60%
③痛点に当たって痛い:20%
個人的には3段階あり、②が高頻度だった。
①のときは、ぷす〜っと
針が脂肪に吸い込まれて
なんの抵抗も痛みもなく感動する。
②のときは、ぷすっと
針が脂肪を刺す違和感はあるものの
鋭利な痛みではなく耐えられる。
③のときは、刺した瞬間イテッと
ちくりとする痛みを感じて
針を一旦抜いてしまう感じだった。
刺すときのコツ
・低い角度から刺す(お腹から30〜40度くらい)
・注射器を持つ手をお腹にくっつけて安定させる
・皮膚をしっかりつまむ
打つ場所
基本はお腹で、
たまに足の付け根(横腹と足の境目)もあった。
太ももは怖かったのでお腹だけで
ローテーションさせたくて編み出したのが、
今週は体の右、来週は左と分けることだ。
毎日やりやすい場所や
適当に空いている場所に刺していると
偏りが出て硬くなったりしそうだし、
皮膚を休ませることができない。
お腹の右側・左側と週ごとに分けると、
片方の皮膚は1週間以上休めるし、
週はじめの月曜日は心機一転きれいな皮膚に
刺せるので気持ち的にもなんだか良かった。
ちなみに利き手によって
右左で刺しやすい場所は違った。
右利きの私にとっては左側の横腹にいくほど
角度を低く打ちやすいため痛みが出づらくて
お気に入りスポットだった。
打つ時間
朝晩8時と決めていたが、
前後1〜2時間ずれることは気にしなかった。
打ってから15分はお風呂は避けたが
横になったり、前後に冷やしたり、
押さえたりしなくて全然問題なかった。
▼開始から3日後くらいの様子
おへその下から反時計回りに打っていき、
少しずつアザも出来ず上手になっていった。
最初の1週間は、夫が注射をセットしてくれ
打つときも隣で見守ってくれた。
作業負担を減らしたいわけではなく
私が怖い痛い思いをしていることに
寄り添ってくれる姿を見て頑張れた。
ちなみにヘパリン自己注射の期間だが、
5週〜18週まで行った。
16週で胎盤が安定する頃には
出血リスクも減るため、
そこを越えてからの終了判断となった。
人によっては止めるのが怖くて
続けることもあると聞くが、
私は医師が良いと言うなら止めたかった。
痛すぎて耐えられないというわけではないが
痛い時は次が怖くなるし、
朝晩に注射の時間を考えて
スケジュールを調整するのも大変だった。
ちなみに私はヘパリンとバイアスピリンを
併用していたが、ある日の緊急事態を境に
ヘパリンだけになった。
この出来事は次回書こうと思う。
18週まで約200本の注射を打ち切ったことに
やり切った気持ちでいっぱいだ。
ヘパリンのおかげで無事に成長してくれたのか、
本当は飲み薬だけでよかったのかは
誰も知るよしがないが、
今回はヘパリンしてるから大丈夫だろうと
自信を持って過ごせたので良かった。
値段も毎月数万かかりはするが、
やらなかったときの後悔は何よりも辛い。
バイアスピリンだけで上手くいかずに
ステップアップを検討している方がいれば
ぜひ背中を押したい。