小松範之です。
一斉休校を受けて、多くのお子さんが、自宅学習せざるを得なくなります。すでに、学校から「春休みの課題」を配られているご家庭もあるようです。課題をどうやってこなすか、心配に思う親御さんも多いでしょう。
これに対して、動画を使ったオンライン学習がいい、という意見もあります。確かに、オンラインであれば、新型コロナウイルス感染の心配をせず、自分のペースで学習を進められます。
しかし、オンライン学習というツールを用意しただけでは、自宅学習は、うまくいきません。なぜなら、子どもにやる気がなければ、ツールを使わないからです。
現に、自宅学習の問題を40年も前から扱っている不登校の現場では、オンライン学習を採用する家庭は、1割もありません。その理由は、親がオンライン学習の用意をしても、子どもがやろうとしないからです。
例えば、私の運営するフリースクールでは、月に2-3件、不登校相談を受けています。その際、必ず親御さんから、学力の問題が出ます。そこで、私は、「オンライン学習という方法もありますよ」と情報提供をします。
しかし、9割の親御さんは、こう言います。「もうすでに、それは試したんですが、子どもがやろうとしないんです。」
このように、問題は、オンライン学習というツールよりも、子ども自身のやる気です。逆に、やる気があれば、すでに持っている教科書で勉強をします。そこで私は、フリースクールで、子どものやる気を引き出す環境づくりをしています。
子どもは、環境によって行動を左右されます。朱に交われば赤くなる、ということわざ通りです。ですから、やる気の出るような環境を大人が作ってやれば、子どもは勉強に取りかかります。
その実例を、今回はご紹介します。私が家庭で環境づくりを実践し、息子の学習効率が3倍になった事例です。今回の記事を読むことで、子どものやる気を引き出す環境の作り方が分かります。
その結果、子どもが自主的に勉強をします。大人もストレスから解放され、空いた時間で、お気に入りのソファに座ってくつろぐことができます。
< 目 次 >
1.人は環境に逆らえない
2.やる気の出る環境とは?
3.息子で人体実験してみた
4.学習効率が3倍に!
5.環境づくりのトレーニング
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