小松範之です。
子どもには、将来
自分で稼ぐ力を
身につけてほしい
と思いますよね。
だからこそ、
世の親御さんは
子どもを学校に行かせたいと
望むんですね。
学校でいい点数を取って
いい会社に入って欲しいから
です。
そうすれば
安定して給料をもらい
家族を養っていけるから…。
では、
不登校の子どもさんへの
進路指導は、
どう考えたらいいんでしょうか?
結論から言うと、
資本主義の基本に
立ち返ることです。
理由は、
昨日の記事でもお伝えした通り、
労働環境が
これまでにない早さで
変化しているからです。
どんどん変化していくからこそ、
変化しない普遍的なことを
おさえておこう、
というわけです。
そこで今回は、
給料について
考えてみましょう。
あなたが会社から
もらう給料は、
どんな方法で計算されているか
ご存知でしょうか?
ここでよくあるのが
「どれだけ頑張ったか、
どれだけ成果を出したか、
それで給料が決まるんだ。」
という答えです。
しかし、
これは違います。
なぜなら、
一般的に給料は、
年功序列で
自動的に上がっているからです。
あなたも役所に行った時、
見たことがあるでしょう?
カウンターの手前にいる
20歳代の職員。
彼らは
電話応対や接客で忙しそう。
その一方、
奥に座っている50歳代の職員は
新聞を読んでヒマそう。
そんな様子を見たことが
あるはずです。
公務員の給料は、
私の実体験で言っても
20歳代の職員より
50歳代の職員のほうが
2倍もらっています。
つまり、
給料は、頑張り度合いでは
決まらないんです。
じゃあ、
何で決まるか?
これは、
経費で決まります。
明日も一日
働いてもらうための経費を
会社はあなたに支払っている。
それが給料です。
例えば、
20歳代の職員は、
単身なので、
食費も家賃も、
そんなにかかりません。
明日も仕事に来るための
経費は安い。
だから給料も安いんです。
一方、
50歳代の職員は、
家族を養っています。
子どもの教育費や
マイホームの
ローン返済もあります。
明日も仕事に来るためには、
家族を犠牲にはできません。
若い職員より、
経費がかかるんです。
だから、
給料も高い。
そういう仕組みです。
だから、
基本的に何歳になっても
労働者は
いっぱいイッパイの生活しか
できないんです。
あなたの給料が
いつもギリギリなのは、
努力不足のせいじゃありません。
会社から
経費しかもらっていないから、
です。
そこが分かれば、
気が楽になりませんか。
「不登校だから人一倍
努力しなさい!」
という考えが
無駄だと分かりますから。
では、
不登校のお子さんは将来、
どんな仕事を選べばいいか。
これについては、
次回さらに掘り下げて
お伝えしていきます。
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今日のまとめ
給料の正体は、経費
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