不登校専門コーチ
小松範之です。
今回は、LINE公式アカウントに
寄せられた質問をご紹介します。
「長男が、
今週ずっと学校を休んでます。
家で携帯を
ずっといじっているのを見て
イライラします。
いじる時間を2時間とか
制限したほうがいいのでしょうか?」
ご質問ありがとうございます。
この場合、
問題点は3つありますね。
1.ご長男が学校を休んで
携帯をずっといじっているということ。
2.携帯をいじっている子どもに
お母さんがイライラすること。
3.携帯をいじる時間が、
どれぐらい制限したらいいか分からないこと。
一つ一つ回答します。
まず、1について。
ご長男が、自分の意思で
学校を休んでいること自体は
悪いことではありません。
文部科学省の通達にも、
休むことの重要性を認めると
書かれています。
むしろ、携帯をなぜずっといじるのか?
その原因を探るほうが大事です。
休んだことによって、家にも居場所がなくて
携帯をいじっているのか、
それとも、
携帯ゲームが楽し過ぎて
手放せないだけなのか。
これは、
お母さんが判断するのは難しいですね。
できることとしたら、ご長男が携帯で
何をしているのかを観察することです。
観察して、ノートに記録してください。
その記録をもとに、
私と一緒に対策を考えていきましょう。
頭ごなしに非難はしないほうがいいです。
次に、2について。
携帯をいじっているご長男を見ると、
どうしてお母さんはイライラするのでしょうか?
どういう点がイライラするのか
ノートに文章化することをお勧めします。
例えば、
みんなが学校へ行ったり
働いたりしているときに
一人だけダラダラして!
とか、
学校へ行かなくてもいいけど
勉強だけはして欲しいのに!
とか。
これは、
お母さんが自分自身を観察することで
解決できます。
仏教の瞑想のようなものです。
古典的だからこそ、自己観察は、
どんな時代にも活きます。
それから、3について。
携帯をいじる時間を
何時間で制限したらいいかは
私には分かりません。
お子さんの特性もありますので、
医療機関でアドバイスをもらってください。
ちなみに、こちらのご長男の場合は、
「携帯依存ではなく、心の問題。
第三者の関わりが必要。」
という診療結果だったそうです。
ということは、
制限時間の問題ではなく、
お子さんの居場所が
外に必要ということですね。
であれば、
ご長男に相応しい居場所を
ネット検索するところから
始めてみましょう。
このように、
一つの困りごとに対して、
3つの問題が混在していることは
よくあります。
それを冷静に分解し、
一つ一つアドバイスするのが
私の役目です。